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2013年11月10日日曜日

教育フォーラム:高校学区拡大でどうなる?


二〇一三年兵庫県教育研究集会実行委員会が十一月二日、神戸市勤労会館で2013年教育フォーラムを開催。「高校通学区が拡大してどうなる兵庫の教育?」をテーマにシンポジウムが行われました。

神戸女子大学講師の阿江善春氏のコーディネートで、宝塚市議の田中こう氏、中学生保護者の菅澤智子氏、中学校教諭の米谷春吉氏、高校教諭の岡本匡史氏の四人をパネリストに議論しました。

県教委は現在の中学二年生の進学時から公立高校通学区を五学区に拡大しようとしています。さらに複数志願選抜への単位制の全日制普通科や総合学科の組み入れ、「その他校志願」の廃止、但馬地域の連携校外からの合格者比率の拡大―と生徒・保護者、地域の願いと逆行する方針を打ち出しています。九月、一万筆を超える署名で提出された学区拡大凍結請願は十月二十五日の県議会で不採択とされました。

シンポジウムでは、学区拡大をはじめ高校入試制度が小学生の親をはじめ県民の目に触れないまま改悪されようとしていることや、「行きたい学校」ではなく「行ける学校」を選ばざるを得ないこと、塾の情報にたよりがちになったりなどの実態がそれぞれのパネラーから語られました。

また、元県教育長、元知事らが一般財団法人「兵庫県進路選択支援機構」を設立し、十一月三日には「統一模試」を行っていることに対し、「上流で川を汚しておいて、下流で浄水器を売るようなもの」と強い批判の声がフロアから出ました。

決まったことだとあきらめないで、学区拡大反対の世論をさらに広げようと語り合いました。

(2013年11月10日付「兵庫民報」掲載)

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