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2013年11月24日日曜日

東日本救援ボランティア:引き続く支援の必要性を実感

くすもと美紀(明石市議)

十一月十四日から十六日まで三十四名で、東日本大震災救援バザー実行委員会のツアーで救援活動と現地調査に行ってきました。


よろこばれた、もちむぎ麺の炊き出し


一日目は福島県原発事故避難指示解除準備区域と居住制限区域に行きました。

楢葉町は自由に入ることができるが、暮らすことはできない地域です。

改築している家もあります。除染した廃棄物はまだ中間保存地が決まっていないのでフレコンバックに入れられ田んぼに集められたままです。二十の地区があり、一地区に一箇所フレコンバック置き場を作らなければならないのです。「除染やってもキリがない、除染しても山から水が流れてくればまた汚染される」という声も聞かれました。

放置田はセイタカアワダチソウやススキに覆われていました。柿もたわわになっていますが誰も取ろうとしません。

楢葉町と広野町にまたがるJビレッジはサッカーコートが十五面もある東洋一の施設です。東電が第一発電所に七、八号機増築の見返りとして寄贈したものだと当初からマスコミに指摘されていました。

しかし今、サッカーコートには、五千人いると言われている除染作業に携わる方たちの宿舎が設置されていました。駐車している車のナンバーを見ると、水戸、長岡、秋田、山梨、熊谷、千葉、伊豆、湘南、青森、品川、などいろんな地方から働きに来ていることがわかります。



富岡町に入るとどの家を見ても洗濯物が干されていない、まだ帰ってきていないのです。第一原発廃炉への見通しが立たず汚染除去も進まない、インフラもできていない、仕事も家もない、どうして帰ってくることができるのでしょうか。

神山県議(左)から説明を聞く参加者

日本共産党の神山悦子福島県議は「東電は破綻処理をするべき。国民の負担にならないよう、責任共同体で大銀行、企業にかぶっていただく。汚染対策もさせる。除染作業員は国家公務員並みに雇って除染をお願いするべきだ」とおっしゃっていました。



二日目は郡山市内の仮設住宅で福崎町名産もちむぎ麺をふるまい、救援物資も配り大変喜ばれました。仮設保育所も訪ねました。集会所一室にゼロ歳から四歳までの十六人を保育。外遊びの時間が一日三十分だけと聞きました。子どもも保育士さんもストレスがたまるのではと懸念されます。

被災者の方は、「全国の皆さんが被災地のことを忘れられていくのが一番怖い」とおっしゃっていました。

今回の訪問と救援活動で現地の現状を見て、被災者の方の声を直接聞けたことは、たいへん有意義でした。引き続き支援活動を続けていきます。

(2013年11月24日付「兵庫民報」掲載)

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