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2013年11月3日日曜日

若者しごと・生活実態調査中間集計

郵送での回答

「全国青年大集会2013」兵庫実行委員会は、「ブラック企業お仕置き&最賃1000円」キャンペーンとして「若者しごと・生活実態調査」にとりくみ、110枚のアンケートが寄せられました(10月18日現在)。そこでは、青年労働者や学生からも切実な声が寄せられました。以下、寄せられた実態や声の特徴を紹介します。

①ブラック企業で苦しむ青年は県内でもひろがっている


寄せられたアンケートから、県内でもブラック企業がひろがっていることがうかがえます。大企業門前で寄せられたアンケートには、「パワハラで自殺未遂者がでた。それを部下のせいにする」(姫路・契約社員・女性)など深刻な実態が寄せられています。また「広告では、勤務時間が8:55~17:00となっているが、ほぼ残業があり10時間以上が当たり前になっている」(神戸・正社員・女性)、など、ブラック企業と思われる会社の実態が報告されています。

②ブラック企業の不安は、非正規社員、学生にもひろがっている


街頭でのアンケート

派遣社員で働く女性から、「給料は17万円のうち、2万円は交通費。非正規の割合が多く、入れ替わりも激しい。正社員になりたくて会社に応募をだしているが、返ってくるのはネットでブラック企業といわれるところばかり。30代後半に正社員の道はないのか?」(三田・36歳・女性)との訴え。就職活動を終え内定をもらっている学生からは、「決まった会社の労働条件がよくわからない。ブラックなにおいがする」(神戸・大学4年生)という不安な声もよせられています。またある自治体に派遣で働く女性は、「給料が12万円。パワハラも日常化し、うつ病の人が同じフロアに何人もいて、心の病にかかり休職・退職する人がひろがっている」と回答。自治体のブラック化も垣間みられます。

③横行する「長時間労働・サービス残業」「大量の退職・離職」「有休休暇未消化」


アンケートの「あなたの職場のブラック度チェック」では、「心の病にかかり休職・退職した同僚がいる」(20%)、「有休がとれない」(19%)、「残業が当たり前」(17%)、「入社後3年以内に辞める離職率多い」(16%)、「残業代が払われない」(16%)となっています。

心の病や離職の原因になるのは、長時間労働やパワハラなどによるものが多いと思われます。「店のオーナーがセクハラ、パワハラをやっていると聞いたことがある。前の店長は、パワハラが原因で仕事を辞めたそう」(神戸・22歳・学生・女性)、「予定している時間内では、給料払われるが、そのほかはサービス残業で払ってもらえない。祝日でも休みがとれない」(西宮・20歳・アルバイト・女性)など、具体的な声からも、長時間労働、サービス残業、パワハラやノルマによる離職、有休未消化が大きな問題となっています。

④「正社員があたりまえ」「有休休暇、サービス残業なくす、賃金アップ…」人間らしく働けるルールある職場と社会を


働く環境改善という点では、「正社員をふやす」(40%)、「賃金上げて」(37%)、「有休保障」(37%)、「育休、産休」(33%)、「サービス残業なくして」(30%)などが多く回答されました。日本共産党は、「ブラック企業規制法案」を国会に提出していますが、長時間労働やパワハラなどブラック企業を実態にそくして規制しながら、不安定雇用の拡大をやめさせ正社員があたり前とし、有休休暇の保障や長時間労働を規制しサービス残業をなくし、まともな生活が出来る賃金を保障するなど、人間らしく働くルールの確立とルールが守られる職場と社会の実現がもとめられています。

全国青年大集会2013にて

実行委員会は、この結果を『黒書』にまとめるとともに、県や神戸市などへの要請、「全国青年大集会2013」報告会などを検討しています。


(2013年11月3日付「兵庫民報」掲載)

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