ほとんどが「知らない」?:民青同盟がシールアンケート
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大前氏(後ろ)とともにアンケートを呼びかける民青同盟員 |
日本民青同盟東神戸地区委員会は十一月十五日、神戸駅北側で秘密保護法案反対の宣伝をおこないました。
大前まさひろ中央区市政対策委員長が秘密保護法案の危険性についてハンドマイクでアナウンスし、「秘密保護法案についてあなたは知っていますか」と問うシールアンケートで対話しました。
シールを貼ったほとんどの人が「知らない」と回答。
「これが通ると身辺調査をされたり、戦争を秘密裏にすすめたり、また政府の不正について報道することができなくなったりするんです」とその危険性について紹介すると「それはやばいですね」「そんなに危険なものがあるなんて知らなかった」と衝撃を受けた様子でした。
宣伝に参加したメンバーは「こんなに知られていないことに危機感を覚えた。もっと知らせていく宣伝や行動をしていきたい」と話しています。
繁華街で注目集める:姫路で10団体が共同行動
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姫路共同行動でのパフォーマンス |
国民の目・耳・口をふさぐ秘密保護法は絶対に許すまいと十一月十七日、「stop! 特定秘密保護法共同行動」が、姫路市内で行われました。
集会は、西播労連、はりま憲法集会、姫路革新懇、姫路年金者組合、新日本婦人の会姫路支部など十団体が呼びかけたもので、この日に向けて参加団体メンバーは手分けして大きな横断幕やゼッケンを作り、またパンフレットも用意したほか、市内の市民団体やマスコミを回って周知活動に取り組みました。この日に開かれていた姫路民商「元気まつり」でも参加を訴えました。
午後三時から大手前公園で開かれた集会には十団体から約百人が参加。まず自由法曹団の竹嶋健治弁護士が法案の内容と危険性について訴え、また杉本ちさと日本共産党兵庫県議会議員が廃案を求めてたたかおうと呼び掛けました。最後に「国民の知る権利を侵害し、日本を戦前の時代へ逆行させる秘密保護法を廃案にしよう」とのアピールを採択しました。
集会の後、参加者はJR姫路駅までパレード。先頭は目、耳、口をふさがれて身動きできなくなった国民を表したパフォーマンス。軽快なコールやシュプレヒコールを響かせて進むパレードは、繁華街をゆく買い物客らの関心を集めました。
パレード終了後、約二十五人がJR姫路駅前で宣伝行動を続けました。わかりやすいイラスト入りのリーフレットを配ると、高校生や青年が次々に受け取って興味深げに読んでいました。
集会は地元メディアから注目され、新聞二紙に事前告知記事が載り、翌日には大きな写真入りの記事も掲載されました。(泥憲和)
知らせれば広がる世論:日本共産党が諸団体に申し入れ
日本共産党兵庫県委員会は十一月十三日、「秘密保護法案を必ず廃案に」の一点での共同をと、マスコミ関係、労働団体、法曹界、婦人団体などに申し入れました。
兵庫県弁護士会では中山稔規副会長が対応し、「パブリックコメントにも意見をだし、六日には市民に危険な内容を知らせようと元町で宣伝。千二百枚の用意したビラがなくなるくらい受け取っていただいた。県弁護士会としても声明を出す(十五日に発表)。廃案に追い込む取り組みを強めていきたい。頑張りましょう」と一致しました。マスコミ関係でも、「秘密保護法は危険な内容、申し入れの趣旨はよくわかりました」と受け止められました。
憲法共同センター、平和団体、憲法会議などの共催で十一月二十六日、午後六時から神戸市東遊園地で集会とデモの計画をしている」など、広範な人たちから反対の声が上がっています。
また、新婦人、母親連絡会、日本共産党女性後援会などで構成している「憲法の平和原則守る女性連絡会」は十一月三日、元町大丸前で宣伝。短い時間にもかかわらず三十人以上が次々と署名に応じました。知らせれば確実に法案廃案の世論が確実に広がっています。
(2013年11月24日付「兵庫民報」掲載)
