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2013年10月13日日曜日

日中加古川支部が中国近現代史講座第5回

辛亥革命―孫文の果たせざる夢

講演する美野氏

日中友好協会加古川支部は、中国近現代史講座「大清帝国から中華民国」の第五回を九月二十二日、加古川市内で開催。今回のテーマは「辛亥革命…孫文の果たせざる夢」で、美野和夫氏(元東洋大学付属高教諭)が講演し、二十三人が参加ました。

美野氏は冒頭、清帝国末期、戊戌変法と西太后、「義和団事変」などの動きの中で、孫文らの革命の動きが起きた経過を解説。革命のスローガンは「排満・共和」で、日本留学生の果たした役割に言及しました。

日本に亡命した孫文ら革命派は、犬養毅らの支援を受け一九〇五年「中国革命同盟会」を結成。日本はモデルのひとつとし、孫文は「民族・民権・民生」という「三民主義」を提唱したと紹介。

一九〇八年の光緒帝と西太后の死以後、革命の動きは全国に波及し、一一年武昌蜂起、一二年中華民国建国で、中国史上・アジア初めての共和国が誕生、孫文が臨時大統領に就任するが、革命勢力の力不足から、袁世凱と妥協し、宣統帝溥儀が退位、孫文は辞職、袁世凱が大統領となり、孫文の理想は道半ばに終わったと説明しました。

最後に、「従来の革命は農民の反乱であったが辛亥革命は政治革命で、社会革命ではなかった」とその性格の違いを指摘しました。

参加者からは「辛亥革命の特徴が理解でき、革命の歴史的意義とその大きさを改めて知りました」「中国近現代史をもっと勉強して知りたい」、などの感想が寄せられました。
(前田清=同支部)

(2013年10月13日付「兵庫民報」掲載)

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