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2013年9月22日日曜日

佐用町長選に山田兼三氏

希望あふれる元気な町へ


山田兼三さん
十月二十七日投開票の佐用町長選挙に、合併前の旧南光町長をつとめた山田兼三氏(65)が「明るい佐用町をつくる会」(児玉雅善会長)推薦・無所属で立候補します。町長選挙は現職の庵逧典章町長と一騎打ちとなる見込みです。

旧四町による合併から八年、佐用町では過疎がすすみ、佐用自動車学校や銀ビルスーパーなど、企業撤退が続いています。町は突然、小中学校と保育園の統廃合計画を打ち出し、地域の中にさまざまな意見や思いの渦を生み出しています。

町民の「いまのままでは佐用町はさびれてしまう」という不安の声にこたえる町政運営をどう行うのかが、今度の町長選挙の最大の争点です。

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山田さんは、過疎と向き合い、元気な佐用町をめざして、思い切った若者定住対策、子育て世代の支援を行うことを表明。近隣の相生市でもとりくんでいる学校給食費無料化や定住促進手当の創設を訴えています。

また、高齢化が進む佐用町こそ、お年寄りが安心して暮らせる「福祉と健康の町づくりを」と、高齢者への給食配食サービスの回数増の実施、山間集落への移動販売車の充実などを訴えています。こうした福祉の町づくりとあわせた若者雇用の拡大をめざすとしています。

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現職町長は、水害復旧・復興事業の進展と、近隣市の三倍から七倍にもため込んだ基金残高の多さを実績として宣伝しています。

二十人もの犠牲者を出した四年前の佐用水害で、現職町長による避難勧告が遅れたことに対して、今年四月に姫路地方裁判所は「佐用川の水位が防災計画の避難判断水位を超えた午後八時ごろに避難勧告を発令しておれば、死亡を回避できた可能性は否定できない」と指摘、現職町長に対し「当初は豪雨への警戒心が欠けていたところがあり、非難は免れない」と言及しました。住民の命と安全を守る自治体の長としての資格・資質が問われています。

山田さんは、「二度とあのような犠牲を出してはならない。行政の責任が問われている」と、住民の命を守る万全の対応を強調するとともに、「基金を貯め込むのではなく町民のために予算を使い、希望あふれる元気な佐用町をめざし、町民、職員と力をあわせてとりくんでいく」と決意を述べています。


(2013年9月22日付「兵庫民報」掲載)

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