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2013年9月22日日曜日

観感楽学

今年の夏も多くの研究・運動団体の集会が各地で行われました▼全校障害者問題研究会は一九六七年八月に東京で四百三十人が参加して第一回全国大会が開かれて以来四十六年、今年も青森で第四十七回大会が開かれました▼私は若いころ養護学校に勤め、二十六歳の時に京都で開かれ三千人が集まった第五回大会に初めて参加しました。当時の蜷川知事のもと全国で初めて「一人も断ることなく全ての障害児」に教育を保障した京都府立与謝の海養護学校の実践を聞いて「障害児教育のあり方」に大きな感銘を受けたことを鮮明に覚えています▼そして一九七二年四月に阪神養護学校でも障害児の「全入」が全国で二番目に実現し、現在の兵庫県の障害児教育の基礎をつくったのです▼一方、障害児・者運動も当時から考えれば大きな前進を遂げ、町の中で車いすに乗ったり白杖を持った方などとお会いするのは当たり前になりました▼しかし今、高齢者や障害者を「要介護認定」や「障害認定区分」などで分類し、生きていくために必要な援助に制限を設け、一割の負担金を取るという問題点は解決されず、障害者権利条約に基づいた新たな運動が求められています。(N)

(2013年9月22日付「兵庫民報」掲載)

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