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2013年8月18日日曜日

日中友好協会加古川支部「中国を知る文化講座」

「中国を知る文化講座」の一つで、古代日本と中国の交流の歴史を学ぶ「中国歴史講座」が、日中友好協会加古川支部主催で八月三日、東播磨生活創造センター「かこむ」で開催され、来村多加史阪南大学教授の講演に三十一人が聞き入りました。


今回のテーマは「中国の都城と日本の宮都」で、来村教授は、手製の写真・図面入りの独自テキストをもとに、古代中国の夏、商、を経て、西周時代に特徴的にみられる宮殿や都城の建築様式の構造を説明し、すでに漢の首都長安に都城の理想形が現出しており、左右対称や城の四方合計九つの門とそれぞれの門から延びる三本の道を引き、中央に王宮を置いていることを史蹟で説明しました。

これらが儒家の経典の一つ『周礼』に王都の理想形の理念として記され、隋、唐と引き続き首都となった長安が、藤原京、平城京、平安京などのルーツとなったことや、そのもとの設計図は、「遣隋使、遣唐使の誰かが足で測定して設計図を書き、日本の都の造営にいかされた」と来村教授は話しました。

参加者から、「貴重な資料で知識にとんだわかりやすい解説説明で大いに学ぶことが出来ました」「儒教が大きな影響を与えたことが良く分かった」「中国と日本の都の共通点がよくわかった」と、十七通のアンケートが寄せられました。

次回は「中国の墳墓と日本の古墳」のテーマで三月一日に開催する予定です。(前田清=同支部)

(2013年8月18日付「兵庫民報」掲載)

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