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2013年8月11日日曜日

「あさぎ」七月詠草 姫路年金者組合

ランチ会梅雨の干ぬ間の山あいの緑の中に楽しいこだま
小麦田の刈り取り終えし田の隅に麦の穂一本茜に染まる
藤原信子

いつからかひと固まりに山に咲く藤にこがれて今年も過ぎぬ
千年の名木ありと誘われる藤の花房シャワーのごとし
江藤雅江

十五歳年下なれど言問へば応えてくるる人のなつかし
家持と読み人知らず、信綱の歌碑苔むして椋の下蔭
衣川有賀子

険し山中学生が背負いたる土にて守りし春日山城
六月の末となりてもつつじ咲き春蝉鳴きぬ北方の山
常田洋子

香良き甘き葱なり苗くれし友思いつつ鋤焼きを食む
早朝に冷たき青紫蘇かみしめば夏の香いっぱい口にひろがる
田渕茂美

(2013年8月11日付「兵庫民報」掲載)

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