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2013年8月4日日曜日

観感楽学

八月には映画『少年H』上映されます。神戸が舞台だけに楽しみです▼原作者妹尾河童さんは、「戦争の記憶が風化しかけている」時だから「個々の体験を実感的に語り伝えるのが一番だ」と思って書いたと語っています▼『兵庫の平和史跡ガイド~戦争遺跡は語る』も出版されます。兵庫の「語り継ごう戦争」展の会と兵庫歴史教育者協議会の共同編著です(発行:日本機関紙出版)▼県下の戦争遺跡・平和資料館など百六十カ所を紹介しています。戦争遺跡が忘れられ戦争の記憶が消えないよう訪ねてもらおうという趣意です▼「知の巨人」と言われた加藤周一氏がかつて「八月十五日の意義」として、第一に戦争で死ぬ恐怖からの解放、第二に国民を国の拘束から解放したことを挙げました▼特に、治安維持法によって戦争に反対した人たちを牢獄につなぎ、国民を戦争に駆り立てたと指摘しています。敗戦は国民を治安維持法体制から解放したのです▼参院選で自民党が大勝しても、「戦争が出来る国にする」憲法改悪など許す訳にいきません。事態を憂える国民が日本共産党に投票しました▼これに応え決意を新たに、再び戦争をしないよう、暗黒社会にしないよう運動しましよう。 (TS)

(2013年8月4日付「兵庫民報」掲載)

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