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2013年7月16日火曜日

国民との矛盾を深める自民・公明・民主、補完性見抜かれ共産党攻撃に転じる維新・みんな

自民党は最近、国民的批判の強い、原発再稼働や消費税問題についてはもっぱら沈黙し、アベノミクス自慢を論戦の中心にしています。しかし、国民には景気回復の実感はありません。小泉進次郎青年局長も「アベノミクスの実感が全然届いていないことを強く実感する」と発言。安倍総理ほどには自信を持って訴えられないと言うのが実情のようです。また、ブラック企業批判は特に青年層で強く、ワタミ会長の扱いには怒りが広がっています。

何より、アベノミクスの評価でも、憲法改正、原発再稼働、TPPなどの問題でも、自民党政権と国民要求との間には深刻な「ねじれ」が生じているので、自民党支持層にもいくらでも切り込むことは可能です。この点は公明党も同じ矛盾を抱えています。

民主党支持層の崩れはとどまりません。

ある元民主党市議は「赤旗」の取材に応え、「民主党は党内の意見の違いをまとめる力を持たず、多くの公約を果たさないで国民を裏切った」「自民党政権の暴走に歯止めを掛けられるのは共産党しかないのではないか」と語っています。

民主党は、支持層離れを食い止めるべく自分のことは棚に上げ「維新は自民の補完勢力」と訴えるなど「対決ポーズ」を強めています。しかし、国政では自民、公明、民主の三党合意で消費税増税と社会保障改悪を合意し、兵庫県では自民、公明、民主で現県政を支えており、自民党と対決していないことは誰の目にもわかりやすいのが兵庫県の情勢です。

維新の会は橋下代表・松井幹事長が県内四カ所で街頭演説。アベノミクスを褒め称えた上で民主党を攻撃。一方「民主党、共産党は税金を国民にばらまいて家計を潤すと言っている」などと、でたらめな批判。「慰安婦」問題でも長々と弁解しています。みんなの党は、維新と決裂し「第三極」の存在感が薄れたことに危機感。「国公関係労組の支援を受け賃下げに反対する共産党」など根拠のない攻撃をしています。

「第三極」は、自民党の補完勢力であることを国民から見抜かれつつある中で、攻撃の矛先を日本共産党に向けて来ています。

(2013年7月21日付「兵庫民報」掲載)

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