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2013年7月10日水曜日

「あさぎ」六月詠草

姫路年金者組合

夫婦して百五十四歳メーデーにピンクの杖で仲間と歩く
冴えわたる空に満月輝きて作品展のひと日終わりぬ
                      藤原信子

あちこちが痛みて医者のハシゴする齢の所為だと患者の語
一人ではシップをはるも困りたり夫のサービス肩たたきさる
                      江藤雅江

逆縁は常盤木(ときわぎ)落葉に似たるかな音も立てずに青き葉の散る
実朝や見渡すかぎりサーフィンの若者ら見ゆ七里ヶ浜は
                      衣川有賀子

若枝の先に一輪赤いバラ地面すれすれおじぎしゆれる
梅雨入りと聞けど畑はかわきけり水やりしつつ空見てぼやく
                      常田洋子

遠き日の赤旗分局の友なるも糸買いくれるリハビリせよと
友の体型思い出しつつ寸法を割り出し模様まずは選びぬ
                      田渕茂美

(2013年7月14日付「兵庫民報」掲載)

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