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2013年7月18日木曜日

山下比例候補が若者へ訴え:雇用、憲法、原発

日本共産党の山下よしき参院比例代表候補(党書記局長代行)は七月十八日、JR立花駅前、阪急武庫之荘駅前、三宮交通センタービル前で街頭演説を行いました。三宮センタービル前ではとくに若い人に向け訴えました。その概要を紹介します。(文責=編集部・森)

交通センタービル前での街頭演説

こんにちは。日本共産党です。今日も一日、暑かったですね。お仕事や勉強、お疲れさまでした。お帰りなさい。私は参議院議員の山下よしきです。比例代表候補、党書記局長代行でもございます。

この場をお借りして私は、特に若い皆さんに三つのことを訴えたいと思うんです。

(1)雇用:ミスターブラック企業を担ぐ自民党か、国会でブラック企業根絶の先頭に立ってたたかう日本共産党か

JR立花駅前での山下候補
若い皆さん、就職できていますか? 正社員になれましたか? ブラック企業に苦しめられていませんか?

今、新卒の若者を正社員として大量に採用し、長時間労働やパワーハラスメントで若者の心と体を壊すブラック企業が有名企業にまで広がっています。ユニクロで新入社員が三年以内に退職する割合が五〇%を越えています。休職中の人のうち四二%は鬱病で会社を休んでいます。

若者の能力をいかすのではなく、食いつぶす。若者を育てるのではなく、人間を壊す。こんな社会であっては、絶対に、いけないのではないでしょうか。

私はこの問題を先日、国会で取り上げました。安倍総理も「若者を育てる責任を経営者は果たしてほしい」と答弁しました。ですから、私は「ブラック企業根絶に緊急の提案がある」として、「政府として各企業の離職率を調べて、若者が大量に辞めている会社は名前を公表しなさい」と提案しました。安倍総理も「ぜひ、研究したい」と答弁しました。いつまでも研究ではだめです。しっかりやらせるために、日本共産党を伸ばしてください。

比例代表は日本共産党と書いてご投票ください。兵庫選挙区は金田峰生を押し上げてください。

皆さん、なぜ若者を潰すブラック企業がこんなにはびこるんでしょうか。代わりがいくらでもいるからなんです。

今、若者の二人に一人は正社員になれません。派遣労働や期間社員など安上がりで使い捨てられる非正規雇用です。

では、なぜ若者の二人に一人が非正規なのか。若者のせいではないですね。若者の意欲や能力が足らないからじゃありません。労働法制の規制緩和をしたこと、とりわけ派遣労働を自由化したことが一番の原因ではないでしょうか。

やったのは誰でしょう。小泉総理です。その次の安倍総理です。

ですから、私は安倍総理に国会で言ったんです。「若者の二人に一人を正社員になれなくし、ブラック企業の土壌を広げたのは、安倍さん、あなた方自身だ。その自覚はありますか」と聞いたんですが、安倍総理は「必要な対策をやった」という答えでした。

冗談じゃありません。若者の二人に一人を非正規に追いやり、ブラック企業の食い物にする、こんな状況をつくることがどうして「必要な対策」などと言えるでしょうか。安倍さんは、何にも反省していないですから、これからさらに派遣労働を広げる労働の規制緩和をすると言うのです。

しかも私が許せないのは、昨年、インターネット投票で「ブラック企業大賞ナンバーワン」に輝いた大手居酒屋チェーン店「ワタミ」―二十六歳の女性が入社二カ月後に働かされ過ぎで過労自殺をしましたが、いまだに謝ってもいません―その創業者・前会長をなんと自民党はこの参議院選挙の比例代表候補に据えているということです。

もうはっきりしたのではないでしょうか。ミスターブラック企業を担ぐ自民党か、国会でブラック企業根絶の先頭に立ってたたかう日本共産党か、この問題でも自共対決の選挙です。

どうか日本共産党をどんと伸ばしていただいて、若者を使い捨てにする政治から、若者の能力をしっかりいかして守るまともな政治と社会に切り替えようではありませんか。

比例代表は日本共産党、共産党と書いてご投票ください。兵庫選挙区は金田峰生を押し上げてください。

(2)憲法:あなたは戦場に行きますか? あなたは恋人を、夫を、そして息子たちを戦場に送りますか? 

交通センタービル前
二つ目に憲法の問題を若い皆さんにお話したいと思います。

若い皆さん、あなたは戦場に行きますか? 女性の皆さん、あなたは恋人を、夫を、そして息子たちを戦場に送りますか? それが問われる選挙となっています。

安倍総理は三日前に、「二度と戦争はしない」「軍隊はもたない」と決めた憲法九条を改正するとテレビで初めて言いました。

皆さん、自民党の改憲案を見ますと、憲法九条を変えて、国防軍を持つとされています。自衛隊の名前が変わるだけではすみません。

これまでイラクに自衛隊を送ったことがありましたが、しかし、「憲法九条があるから戦闘地域には行きません」「憲法九条があるから武力の行使はしません」と歯止めがかかっていました。この歯止めを取っ払ってしまっていいのか。アメリカといっしょに海外で戦争をする日本に変えてしまっていいのか。それが問われる選挙となっています。

自民党の石破幹事長は、国防軍となったら「軍事裁判所的なものを創設する」「命令に従わなければ死刑、もしくは懲役三百年」と四月にテレビで言っています。恐ろしい発言です。

自衛隊が国防軍になったらやる戦争は日本を守る戦争ではないんです。海外でアメリカといっしょにやる戦争、侵略戦争です。「そんな戦争に私は行きたくない」と言って拒否したら軍法会議にかけられて死刑だ、懲役三百年だ―こういう日本をつくろうというのが安倍さんであり自民党の石破さんです。

もう一度、皆さんに問いかけます。若い皆さん、あなたは戦場に行きますか? 女性の皆さん、あなたは恋人を、夫を、息子たちを戦場に送りますか? それが嫌だと拒否したら軍法会議で死刑、懲役三百年。こんなことを許す日本にしていいのですか。絶対に反対ですね。

どうか皆さん、大事な選挙となっています。憲法が問われる選挙です。絶対に負けられません。

侵略戦争に命がけで反対した筋金入りの反戦・平和の党、日本共産党をどうか伸ばしていただいて、若者を海外の戦場で血を流させる、そんな日本に絶対させないために、力を貸してください。

比例代表は日本共産党、共産党と書いてください。兵庫選挙区は金田峰生と書いてください。

党をつくって九十一年、侵略戦争反対、反戦・平和を貫いてきた日本共産党に、平和憲法を守り、いかす、その仕事をさせてください。よろしくお願いします。


(3)原発:「即時原発ゼロ」「再生可能エネルギーへの根本的転換」に真剣に挑戦する新しい日本をごいっしょに

交通センタービル前での宣伝
最後に。若い皆さん、原発ゼロの日本をごいっしょにつくろうではありませんか。

福島第一原発事故はいまだに収束していません。原子炉の中で溶け落ちた核燃料からは強い放射線が出し続けられ、熱が出し続けられています。人間が近づくこともできませんから、事故の原因も分かっていません。それなのにどうして再稼働ができるのでしょう。なのにどうして「日本の原発は安全だ」と言って海外に輸出することができるんでしょう。詐欺商法です。

しかも、再稼働の可否を決める「新規制基準」なるものは、重大事故が起こった場合の住民の避難計画ができていなくても再稼働を認めるという大穴が開いているんです。こんなものでなし崩し的な再稼働を認めるわけにはいきません。

日本共産党は、「即時原発ゼロ」「再生可能エネルギーへの根本的転換」を皆さんといっしょに進めます。

私たちがこう言いますと、自民党や民主党、維新の会、公明党など原発推進・容認勢力は、「原発ゼロは理想論だ。電気の需要をどうする。電気料金が上がる。もっと現実的なことをみよ」と必ず言いますが、私たちはきちんとした答えを持っています。

今、全国の原発で動いているのは福井県の大飯原発の二基だけです。それでも昨年の猛暑を乗り切ることはできました。神戸の皆さん、関西の皆さんが節電を頑張って、大飯原発が再稼働していなかったとしても関西の電気は足りていたと、関西電力が報告しています。

日本は自然環境が豊かな国です。太陽光、風力、地熱、小水力、バイオマス、海の満ち引きを利用した潮力―再生可能エネルギーをしっかり集めれば、日本中にある原発五十基の四十倍の潜在的な発電量があると環境省が言っています。だったらこれを実現させるために知恵と力と科学技術を集めるのが日本の進むべき道ではないでしょうか。

皆さん、「風がやんだら電気が止まるんとちがうの?」―大丈夫です。風車は一つではありません。いっぱい、いろんな所に置きましょう。地熱、太陽光、小水力、みんな組み合わせましょう。自然エネルギーは普及すればするほど電力は安定し、コストも下がります。

そしてもう一ついいことがあります。ドイツでは二〇二〇年までに原発ゼロにすることを政府が決めました。そうしたら再生可能エネルギー関連の産業が本格的におこり、今では、原発で働いている労働者のなんと十倍もの新たな雇用がこの分野で生まれています。

三・一一を体験した日本こそ、この道を行こうではありませんか。

私は最後に言いたい、現実的と言うのなら、福島の現実こそまず見るべきではないでしょうか。福島ではいまだに十五万人が家に帰れません。子どもさんは外遊びできません。農家の方は米や作物をつくることもできません。漁師の皆さんはいまだに海に出て魚をとることができないんです。

皆さん、たった一回の原発事故がこれだけの長期間、広範囲にわたって惨禍を与え続けています。事故を絶対に起こさない原発をつくる技術は人類にはありません。一回でも事故が起これば、取り返しのつかないことになる。

私たちの社会と原発とは共存できない。これが福島の一番の教訓ではないでしょうか。

この現実に目をそらし、原発再稼働と輸出に暴走する安倍自公政権に「福島の現実を見よ」「福島の現実から出発して、日本のエネルギー政策を考えよ」―この声を突きつけようではありませんか。

原発マネーといっさい無縁の日本共産党を伸ばしていただいて、「即時原発ゼロ」「再生可能エネルギーへの根本的転換」に真剣に挑戦する新しい日本をごいっしょにつくろうではありませんか。

JR立花駅前から声援うけ宣伝に出発

比例代表は日本共産党と書いてください。共産党と書いてご投票いただいた一票一票はすべて議席に結びつきます。比例代表で日本共産党が五議席絶対勝ち取らせていただきたい。私・山下よしきも引き続き国会で働かせてください。兵庫選挙区は金田峰生を押し上げてください。心からお願い申し上げ、若い皆さんへの日本共産党からの訴えとさせていただきます。

ありがとうございました。



(Web版のみ)

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