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2013年7月6日土曜日

レッド・パージ裁判再審請求へ

兵庫県レッド・パージ反対懇談会は六月二十八日、神戸市立婦人会館で懇談会を開催し、最高裁の「上告棄却」「上告不受理」決定(四月)に対し、今後のたたかいの方向を話し合いました。

今後のたたかいを語り合う(左から)小牧弁護士と安原、川崎、大橋の3原告

レッド・パージ国家賠償裁判弁護団の小牧英夫弁護士は、最高裁決定が①全国に広がろうとしていた運動②日弁連に続き各地の弁護士会からつぎつぎと出る救済勧告③当時の最高裁が司法権の独立を投げ捨て日米政府に屈服した事実が改めて明らかにされること―に水を差し、さらに④憲法判断を避け、幕引きを図るという四つの狙いがあったと指摘しました。

一方で、この裁判が、①レッド・パージとは何であったのかを改めて解明、とくに地裁ではマッカーサー指令はなかったという歴史的事実が示され、レッド・パージを強行した日本政府の責任を明らかにした②高裁では被害者の救済を求め百数十回にのぼる請願をにぎりつぶした国会の責任も明らかになった―という大きな意義もあったと述べました。

原告の大橋豊さんからは、最高裁に対し再審請求を行うこと、国連自由権規約委員会にカウンターレポートを提出することなどのとりくみが報告され、川崎義啓さん、安原清次郎さんもそれぞれ決意を語り、「生きているうちに名誉救済を」とたたかい続けようと支援者らとともに語り合いました。

(2013年7月7日付「兵庫民報」掲載)

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