記事を検索

2013年7月6日土曜日

関西電力株主総会

大飯継続・高浜再稼働へ批判が集中している関西電力の定時株主総会が六月二十六日、神戸ポートアイランド・ワールド記念ホールで行われました。

「原発推進決定を行う総会」のためか、道路は全面封鎖、「ビラ配布・横断幕・のぼり・拡声器全面禁止」が指示され、株主にはビラを受け取れないよう関電社員、機動隊が取り囲む事態でした。それでも豪雨の中で兵庫労連・兵庫原発なくす会・大阪原発なくす会・労連近畿ブロックから駆けつけた人々が関西電力が原発から撤退することを求める宣伝を整然と行いました。

原発再稼働方針 株主から強い批判


総会で関電経営者は、福島原発事故の悲惨な事態が収束していない現実があるのに、「世界最高の安全」を繰り返し、大飯原発ばかりか高浜原発再稼働、MOX燃料による危険なプルサーマルに全力をあげると強調しました。質疑に入ると株主から大きな批判が集中しました。

井戸知事、矢田市長は関電持ち上げ


関西の自治体首長を指名して全て発言させる進行も奇怪でした。井戸兵庫県知事や矢田神戸市長は、黒部第四発電所をつくった関電だから頑張れと持ち上げる発言に終始しました。

特に井戸知事は「安定電源として石炭火力発電が望ましく、(県内の)建設に向けた取り組みを提案する」と述べるなど、二酸化炭素発生量で日本第四位の兵庫県なのに地球温暖化防止に相反することを平然と主張する発言は驚きでした。

多くの株主提案のうち、「NPO法人エネルギー未来を考える市民株主と仲間の会」の九提案は、地球温暖化防止・原発からの撤退と地域分散型再生可能エネルギー発電への転換を目指すことを関電経営の柱に据えるよう求め、会場から大きな共感の声も出ました。

さらに市民や電力従業員から集められた多くの情報を駆使し、利益隠し、超高層マンションの停電事故や不祥事、電力設備の老朽化問題も指摘しました。とりわけ参議院選挙で原発推進候補を当選させる関電神戸支店幹部のマル秘情報も明らかにし、電気料金を大幅に値上げしながら、莫大なお金がかかる企業ぐるみ選挙をしている姿を批判したときは大きな拍手が起こりました。

(速水二郎)

(2013年7月7日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次