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2013年7月10日水曜日

神戸高塚高校事件から23年・追悼のつどい

事件から何を学ぶかあらためて考えよう

鈴木英喜代表と娘の鈴木陽子さん


兵庫県立神戸高塚高校の一年生の女生徒が、遅刻してはいけないと駆け込んだ校門で教師の閉めた門扉に挟まれ亡くなった神戸高塚高校事件から二十三年。校門前では今年も七月六日、追悼のつどいが開かれました。

事件後、親にも真実を語らず生徒を人間扱いしない異常な学校を変えるために父母らが中心になって結成した「高塚高校事件を考える会」の鈴木英喜代表は「事件から二十三年、年をとったが、おかしいことに声をあげ続けたい」とつどいで挨拶。当時二年生だった娘の鈴木陽子さんは「自分の子どもが今度高校生になる、亡くなった石田さんも生きていれば母親になる年齢、本当にくやしい。今でも子どもたちが学校などで命をなくすことが相次いでいる。学校や政治や社会に原因がある、その解決に自分も力尽くしたい」と語りました。

県高教組の中村邦男書記長は、「当時尼崎の教員で大変驚いた。物言えぬ職場・学校づくりが進んでいたことがこの事件の背景にある。生徒を大切に事件から何を学ぶか県当局も含めて考える必要がある」と語りました。事件で明らかになった異常な兵庫の教育を変えようと兵庫労連や労組、諸団体で結成した「教育共闘」は、集会の前に西神中央駅で、子どもを主人公にした学校をつくろうと宣伝を行いました。県教育委員会にも申し入れます。


(2013年7月14日付「兵庫民報」掲載)

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