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2013年6月16日日曜日

東日本大震災・青年ボランティア報告会

現状伝える大切さ実感


ゴールデンウィークに福島県での震災ボランティアに行ったメンバーが報告会を六月八日、神戸市立婦人会館で開催しました。


いわき市から北上し楢葉町、富岡町など視察をしたフィールドワークの様子や、仮設住宅での聞き取り、全国から集まった民青のボランティアセンターでの交流の様子など写真を交えながら報告しました。

フィールドワークの報告では、被災直後に立ち入り禁止となったためほとんどの建物が地震や津波で破壊された状態のままであり、十四時四十六分で止まったままの時計もスライドで紹介されました。

仮設住宅での聞き取りの報告では双葉町、川内村、富岡町の三つの町村から避難している仮設住宅での聞き取りが紹介され、今住んでいる仮設住宅に落ち着くまでは四カ所転々と移転してきたことや、原発で働いていた人が「原発は安全じゃない。今は素人ばかりが働いているから余計にあぶない」と話していたこと、「農家をやって自給自足で働いてきたけどここには畑も何もない。仕事もない」というつらさなど、被災者の声を紹介しました。

報告の後は三つのグループに分かれて討論。「今も被災した建物がそのままあるなんて、報道では聞かなかった。実際に現地に行った人がこうして報告してくれて私は知ることができるのでこういうとりくみが本当に大事ですね」「賠償問題などで不当な線引きをされて分断されてきた福島県だけど、今は収束宣言の撤回という点でオール福島の動きになってきていることがわかって、展望がもてた」「福島のことを忘れさせないためにまたボランティアに行きたい」など、それぞれの思いを交流しました。

また、六月二日のNO NUKES DAYに参加した学生も「これだけの人が原発なくせと行動に踏み出していて、それがすごいと思ったし、本当にこの声を無視するなと思った」と報告しました。

(2013年6月16日付「兵庫民報」掲載)

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