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2013年5月5日日曜日

尼崎あすひらく会定期総会

サラ金規制広げた被害者の運動

尼崎あすひらく会(阪神クレジット・サラ金被害者の会)は、四月二十一日、第三十六回定期総会を開き、前日本弁護士会会長の宇都宮健児弁護士が記念講演を行いました。

宇都宮弁護士は、多重債務問題の取り組みの歴史を振り返り、「運動でサラ金を規制する法律をつくらせてきた。現在、相談が減ってきていることは、運動の成果である。『借り主責任論』を乗り越え、当事者が前面に出て訴えるというすぐれた運動であり、全国の被害者の会が大きな役割を果たした」と評価しました。

その上で、「多重債務問題の背景には貧困問題がある。その要因は、脆弱な社会保障制度と非正規労働者・働く貧困層の拡大。新自由主義的・市場原理主義的な国の政策が地縁・血縁・社縁を崩壊させ、貧困と格差の拡大に拍車をかけたこと。経済とともに関係の貧困(社会的・人間的孤立)で希望が持てなくなっているのが特徴だ。生活保護へのバッシングも間違っている」と批判。

貧困当事者を支援しながら、社会的・政治的に解決していくこととして①人間らしく働ける制度②生活保障制度を含めた社会保障の拡充③消費税増税ではなく富裕層への課税等と今後の運動について提起しました。

松村ヤス子・義村玉朱市議、徳田稔市民住民運動部長、庄本悦子副委員長が参加し、宮田静則県議が党を代表し挨拶しました。
(2013年5月5日付「兵庫民報」掲載)

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