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2013年5月12日日曜日

神戸憲法集会

憲法原理否定の96条改定反対


五月三日、神戸市垂水区のレバンテホールで神戸憲法集会が実行委員会の主催で開かれました。


開会あいさつを行った新婦人兵庫県本部の岸本友代会長は、安倍内閣の登場で憲法改悪の動きが強まっていることを警告し、新婦人が取り組んでいる「憲法紙芝居」を実演しながら草の根から世論と運動を広げることを訴えました。

木下智史関西大学大学院教授が「新しい局面を迎えた改憲問題」と題して講演。木下氏は、東アジアの緊張が、武力防衛論や日米軍事同盟強化の主張を台頭させ、「憲法九十六条改定」を参院選の争点にする動きを紹介。その目的が憲法の改悪にあることを「自民党・憲法改正草案」を詳細に解明し、改憲されると国際社会で孤立化を招き、国内における多様性が否定されるときびしく批判しました。

二宮厚美神戸大学名誉教授は「二十一世紀第三のステージに突入した日本の政治経済」と題して講演。二宮氏は、現在の日本が、小泉構造改革、民主党の政権交代につぐ「第三の転換期」にあるが、昨年の総選挙での「改憲型新自由主義派圧勝」の基盤が脆弱であることを解明しました。さらに、「アベノミクス」が成功できないことを詳しく分析し、そのツケが国民生活に回される危険を告発しました。そして、維新の会など「第三極」の危険性を明らかにし、宝塚市長選などで維新の会を惨敗に追い込んだ国民の判断を紹介し、憲法を守る国民運動を呼びかけました。会場いっぱいになった五百六十人の参加者が歓声をあげて力強く応えました。

集会では、「日本国憲法の基本原理の否定をもたらす九十六条『改正』に反対する」との「憲法研究者の神戸からのアピール」を、兵庫県憲法会議の事務局長であり、神戸学院大学大学院の上脇博之教授が、兵庫県内の学者・文化人による「兵庫憲法アピール・二〇一三」を羽柴修弁護士がそれぞれ趣旨説明しました。

最後に磯谷吉夫兵商連会長が閉会挨拶を行いました。


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

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