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2013年5月26日日曜日

井戸知事:問題発言集

国といっしょに悪政すすめる井戸知事


国の悪政に対し、井戸敏三現知事は何を言ってきたか。いっしょに悪政を進める立場がその発言からも明らかになっています。

消費税増税と社会保障の改悪せまる


「今回引き上げられる消費税、地方消費税が、今後増幅をする社会保障財源として確保されることになったことは財政構造改革の一歩になる、このように考えています。ただ、まずこれから社会保障の抜本改革、年金改革、子育て支援施策、公的医療保険の課題など、国民会議で議論されることになっていますが、これが、まだ発足しておりません。すみやかな議論の展開を求めたいと思います」
(二〇一二年十月二日本会議、杉本ちさと議員の一般質問への答弁)

TPPは当然


「TPPなど国際的な貿易自由化の流れが、農林水産業などに与える影響が懸念されます。世界の中で孤立しては、国が成り立ちません。自由化も視野に入れ、競争力を強化しなければなりません。そして、影響を受ける分野に対しては、適切な対応が必要です」
(二〇一二年二月十七日本会議、議案説明)

「兵庫県の井戸敏三知事(関西広域連合長)は、日本経済新聞の取材に対し、国の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加を見据え、県独自の農業支援策導入を検討していることを明らかにした。コメなど県産農産物をブランド化し、中国など海外市場に輸出する」
(二〇一一年十二月二十九日付「日経」)

原発容認、大飯再稼働に道開く


「原発をやめてどうするのでしょうか。例えば電気代がどれだけ上がってもいいのでしょうか。そうすると企業はどんどん海外に出てしまい、働く場がなくなるというような悪循環が生じるかもしれません。そういうことについて全く説明なしに、単にやめろというような主張にはついていけない」
(二〇一二年六月二十六日、知事定例記者会見)

オスプレイ配備に反対せず


「日本政府に対しては本県を経路に含む訓練が行われるとの米国政府の公表や情報などが得られた場合には、直ちに本県に説明するとともに、米国政府に対して、危険や騒音など県民への影響がない対応をとるよう働きかけることを知事名にて防衛大臣あて要請書を発出したところである」「オスプレイの配備ということについては、我が国の安全保障及び国民生活の安全性の確保の観点から、日本政府が責任を持って米国と協議するとともに、配備が予定されている関係自治体の意向を十分に尊重し、話し合いと理解のもと進めていくべきであるという認識である」
(二〇一二年十月十二日決算特別委員会、いそみ恵子議員への答弁)


(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)


250万対話へ「闘争本部」:憲法県政の会・代表者会議

憲法が輝く兵庫県政をつくる会は十六日夜、神戸市内で幹事団体・地域の会代表者会議を開き、七月の知事選挙にむけた「闘争本部体制」などを決めました。

代表者会議では、百二十五万票を政治目標にして、三十万サポーターで二百五十万対話をめざすこと、そのために五月下旬にできるワンコイン袋と耕太郎カード(ミニリーフ)の「耕太郎セット」を使って、加入団体の全構成員の力をひきだし、各分野・地域などの結びつきを生かした「オレンジ対話」「オレンジトーク」をくり広げることなどを確認しました。

会事務所の常駐体制、候補者などのサポート体制の確立、六月上旬の「会」事務所びらき、百万枚規模の全県ビラの作成と活用をすすめることなどを決めました。

メインスローガン「変えよう!兵庫県」、サブスローガン「経済再建は地域から」「人にやさしい県政に」などを提起するとともに、「中心政策、地域政策を、地域の会や加入団体からも積極的に提案してほしい」とよびかけました。

予定候補の田中耕太郎さん、代表幹事で神戸女学院大学教授の石川康宏さん、弁護士の松山秀樹さんらが「憲法がめざす社会変革の課題を鮮明にして訴えていこう」「兵庫を変え、日本を変える。日本を変え、兵庫も変える、という構えでたたかいぬこう」などと訴えました。

活動交流では「急いでSNSを大規模に活用していこう」「サポーター登録をすすめ応援カードを広げていきたい」などの提案や活動紹介がおこなわれました。


同会は、五月三十一日午後六時半から、県民会館で第九回総会を開き、知事選挙にむけたとりくみと具体化の促進をはかることにしています。

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

日本共産党の主張・論戦に共感広がる

市長に、漁協組合長に


宝塚市の中川市長(左)を表敬訪問し、懇談する山下(中)、金田(右)両氏


日本共産党の山下よしき書記局長代行(参院議員)と金田峰生参院兵庫選挙区候補は、五月十八日に中川智子宝塚市長を表敬訪問(詳しくは「赤旗」二十日付や山下氏のブログ、フェイスブック参照)するなど、自治体首長や各種団体と対話。日本共産党の主張への共感が広がっています。

燃油問題:言いたかったこと言ってくれた:明石市内の漁協組合長


日本共産党の金田峰生参議院兵庫選挙区候補は五月十七日、明石市内の漁業組合を訪問し、四月二十六日の参院予算委員会で山下よしき議員が行った漁業者に対する緊急支援を求める質問について報告し、意見交換しました。辻本たつや明石市議も同席しました。

山下議員は「アベノミクス」による急激な円安が燃油価格高騰をまねき、漁業者の経営を直撃している問題を取り上げ、国のセーフティネットが実態に合わないものとなっていると指摘し、緊急対策を「来年度予算では間に合わない。直ちにやるべき」と迫り、林芳正農林水産大臣が「特別な対応を検討している」と答弁しています。

すでに質問を視聴した組合長は、「我々が言いたかったことを山下さんが言ってくれ、感激した」「共産党も応援しないといけないのではと話題になっています」などと、絶賛しました。

金田氏は、「燃油租税措置の恒久化、セーフティネット基準額の引き下げ、基金負担割合の軽減の三点を求め続ける」「瀬戸内海の環境問題にも引き続きとりくむ」ことを表明。組合長からは「是非がんばって欲しい」と期待が寄せられました。

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

加古川市平岡町後援会:参院選に向け総会


五月十二日(日)加古川総合文化センターで、十六回目の日本共産党平岡町後援会の総会を開催しました。

総会に先立って、金田峰生さん(参院選挙区候補)が記念講演。金田峰生さんは神戸の長田生まれですが、三歳から十五歳まで平岡町で育ちました。当時の小学校の先生も参加されるなど和やかな雰囲気の中、講演しました。

また、井上津奈夫加古川市議が市議会報告。広域ごみ処理・中学校給食・二つの市民病院問題など議会で問題になっていることや国保料金引き下げと子供の医療費無料化に向けて要求が前進したことを報告しました。

総会では、JR西日本本社まで行って交渉していた勝負下踏切の改善に約一億八千万円の予算が付いたことも報告されました。

花見や海釣り大会などみんなで楽しい行事計画も提案されて、参議院選挙と知事選挙を元気にたたかおうと締めくくりました。
蒲池貞美=平岡町後援会長)

(Web版のみ)

金田峰生:ファイト

続・それで生活再建可能か


五月六日、十三日と淡路を訪ね、大地震で被災した方々の声を聞いてまわりました。

その中で見えてきたことが二つ。

一つは損壊判定が実態にあっていないこと。

例えば屋根が全損しても損壊程度は一部損壊(一〇%)としか判定されません。

家は床と壁と屋根があってはじめて成立します。屋根のない家は囲いでしかありません。それでも一割でしかない。

損壊程度と修繕費用は正比例ではありません。半壊だからといって修繕も半分で済む訳ではないのですが、そういうことは考慮されていません。

もう一つは、阪神・淡路大震災、二十三号台風被害、今回と、三回目の被災で、その都度数百万円という住宅改修費が必要だったということです。

財力がなく、出て行った世帯が少なくありません。地域も崩壊しかねない状況です。

山下参院議員と力を合わせ、法改正も含めて要求し闘おうと思っています。
(国会議員団兵庫事務所長)

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

「慰安婦」暴言:女性議員36人連名で抗議

日本共産党の女性県議・神戸市議そろっての抗議宣伝

日本共産党の県内女性議員三十六人全員が五月十九日、日本維新の会共同代表で大阪市長の橋下徹氏の旧日本軍「慰安婦」についての発言に対し、連名で抗議声明を発表し、橋下氏にファックスで送付しました。

声明は、橋下氏が「慰安婦制度というものが必要なのは誰だってわかる」など「女性だけでなく、男性をも侮辱し、人間全体を冒瀆する発言」を繰り返していることについて、「満身の怒りをこめて抗議し、撤回と謝罪、全ての公職の辞職をもとめる」と弾劾。

さらに、この背景には安倍自公政権の「歴史認識のゆがみ」があると指摘。首相自身が政権発足時、旧日本軍「慰安婦」に強制性はなかったと発言し批判をあびたにもかかわらず、今回の橋下発言にたいし「批判も否定もしない安倍首相の態度も厳しく問われる」と強く批判しています。


二十日昼には、県議会と神戸市議会の女性議員八人がそろって神戸元町・大丸前に立ち、県女性後援会と共同で宣伝行動、昼休みの働く人々や買い物客らに訴えました。

チラシを受け取った高齢の男性が「(橋下氏は)人権感覚が全くない。戦争を知らないから憲法も変えようとする。絶対あかん」と話すなどこの問題での国民の関心の高さも明確になりました。

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

「慰安婦」暴言:憲法県政の会が抗議宣伝

日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の「慰安婦」暴言に対し、憲法が輝く兵庫県政をつくる会は五月十六日、神戸元町・大丸前で緊急の抗議宣伝。田中耕太郎知事候補、石川康宏氏、武村義人氏、岸本友代氏、ねりき恵子氏ら同会役員らが「橋下氏は発言を撤回し、謝罪せよ」「すべての公職を直ちに辞任せよ」と訴えました。











(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

「慰安婦」暴言:かえるネット「抗議メッセージ」呼びかけ

かえるネット学生のメンバーが、橋下市長への抗議のメッセージを集める宣伝行動を五月二十日、阪急三宮駅北のデコボコ広場で行いました。

「軽率な発言で傷つけないでほしい」「ひどいの一言」など5枚のメッセージが集まりました。対話になった女性は「以前から橋下市長はおかしいと思っていましたが、今回は本当にひどい」と憤りを話してくれました。


また、「あまりよくわかりません」と話していた女性も「共産党ってどんなところですか?」と対話になり、今の侵略戦争を肯定するような安倍政権や、橋下市長の暴言について説明し「戦前から一貫して反戦と民主主義をかかげて闘ってきたのが日本共産党」と紹介すると、「それで今こういうことを言っているんですね」と納得の様子。今の政治や社会について“知りたい”という思いが青年のなかに強くあることが示されました。



(Web版のみ)

尼崎市議選迫る―6月9日告示・16日投票

悪政に立ち向かい、住民要求実現する日本共産党の7議席


尼崎市議選は六月九日告示・十六日投開票で行われます。定数は四十二。三月議会で日本共産党以外の会派の賛成で今回から二減となりました。

日本共産党は、松村ヤス子(69)、田村いくお(69)、辻おさむ(59)、まさき一子(55)=以上現=、徳田みのる(65)、川崎としみ(59)、松沢ちづる(58)=以上新=を立て、現有七議席の絶対確保と得票増をめざして奮闘します。


日本共産党以外の会派は、市の財政難を理由に、市民サービスを削減するのはやむなしという態度。また、三月議会では議員定数を二削減し、市民の多様な声を反映する道をせばめました。

これに対し、日本共産党は、暮らし・平和・民主主義を破壊する逆流と正面からたちむかい、住民要求実現で積極的提案を行い、悪政にストップをかけ、チェック機能を果たし、議会改革を追求してきました。

五年前、尼崎市で健康保険証を持たない子どもが急増。国の指導で国保料滞納世帯に保険証を交付しない「留め置き」を行ったためでした。日本共産党議員団はこれが子どもの権利条約や児童憲章、児童福祉法の精神からはずれ、子どもの生存権を脅かすものだと批判、国保証取り上げをやめよと何度も要求し、十八歳未満の子どもへの国保証交付を実現。全国の先駆けとなりました。

消費税については他会派が「国政の問題」としているのに対し、日本共産党議員団は、「増税中止」を求める意見書採択を主張し続けてきました。県立病院統廃合問題でも市民と力を合わせて県に働きかけ、単なる統廃合ではなく高機能な新病院の建設を約束させました。また、固定資産税減額など大企業優遇をやめよと主張。国・県・大企業にもはっきりものを言ってきました。


今回の選挙に向け日本共産党は、国保料・介護保険料の引き下げ、中学校給食の実現、子どもの医療費完全無料化、住宅・店舗リフォーム助成制度創設などを七議席の力で、提案し、実現するまで頑張る決意を訴えています。


松村ヤス子(69)=現=市議五期、元副議長。元尼崎民主商工会会長。

田村いくお(69)=現=市議五期、元議長。東園田町会顧問。

辻おさむ(59)=現=市議二期。元国会議員秘書、二級建築士。

まさき一子(55)=現=市議一期。近畿中央病院、尼崎医療生協で看護師。

徳田みのる(65)=新=元尼崎民主商工会事務局長、県塚の会事務局長。

川崎としみ(59)=新=介護福祉士、尼崎保育運動連絡会副会長。

松沢ちづる(58)=新=看護師・保健師。元老健施設長。元市立東高校育友会長。






(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

兵商連が定期総会

消費税増税断固中止させよう、政治革新が業者の営業と暮らし守る道


来賓として挨拶する憲法県政の会の田中耕太郎知事候補

兵庫県商工団体連合会は五月十九日、「中小業者の営業を破壊する消費税大増税は断固中止させよう」のスローガンの下、神戸市内で第六十一回定期総会を開催しました。

磯谷吉夫会長は「税と社会保障の一体改革による、社会保障の際限ない切り捨て、営業と暮らしを壊す消費税の大増税を許すのか、中小業者・国民の共同のたたかいをすすめて増税を中止させるか、極めて重要な時期での開催となった。暴走を繰り返した民主党政権は支持を失い、再び政権についた安倍自公政権は古い政治のままだ。中小業者に寄り添う民商が力を発揮して、来る参議院選挙、兵庫県知事選挙、秋の神戸市長選挙を力を合わせてたたかおう」と中小業者の要求実現の運動として選挙をたたかうことを呼びかけました。

来賓として、日本共産党から国会議員団兵庫事務所長の金田峰生さん(参院兵庫選挙区候補)、憲法が輝く兵庫県政をつくる会から代表幹事の田中耕太郎さん(知事候補)も出席し、兵庫県の情勢と二つの選挙戦の重要性を語り、「一緒に政治を変えましょう」と訴えました。

藤原紀嘉事務局長は活動報告、運動方針の提案で「政治の革新が中小業者の営業と暮らしを守る道であること、仲間を増やして民商大きくすることが世の中を変えていく大きな力となること」を強調しました。

方針案は十二の分散会で深められ、役員体制などと共に満場一致で採択しました。新役員として磯谷吉夫会長(再)、那須由美子事務局長(新)ほかを選出しました。

また、総会は、命のかかった二つの選挙を全会の総力をあげてたたかうことを提起した「特別決議」を大きな拍手で確認しました。

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

沖縄返還記念日(5月15日)に連帯し学習会

安保やめ憲法いかせ:学習協と安保破棄実行委員会


沖縄返還記念日の五月十五日、安保破棄兵庫県実行委員会と兵庫県勤労者学習協議会は神戸市勤労会館で、沖縄県民と連帯する「安保をやめて憲法を活かした日本を」学習講演会を行い、八十人が参加しました。

記念講演したのは日本平和委員会代表理事の畑田重夫氏。畑田氏は「わだつみ世代の自分は、同期の仲間たちの命、日本やアジアの二千万人の命と涙のうえに築かれた憲法の重みを感じる。いよいよ憲法の時代だが、安保体制と戦わずしてそれは勝ち取れない」と強調しました。

畑田氏は、問題だらけの自民党の「憲法改正草案」を現行憲法と比較して紹介。さらに、世界は軍事同盟の時代から地域共同体づくりの時代へ、核軍拡競争の時代から核軍縮と非核兵器地帯条約の時代へと大きく流れている中で、二十世紀の遺物ともいうべき日米安保条約という二国間軍事同盟に頼る日本の異常さを解明。諸悪の根源である「日米安保条約」を廃棄して、核兵器も原発も軍事同盟もなくして憲法がいきる日本を築くために、当面、参議院選挙で改憲勢力の三分の二の議席を阻止することが必要と訴え、そのためにもそれぞれの課題に別々に注がれているエネルギーを大きくひとつに結合・結集することの探求をと訴えました。

会場から、橋下徹氏の「慰安婦」発言に抗議する「決議」をとの要請があり、文案は実行委員会に一任されました。

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

「西明石9条の会」結成

「憲法守れ」の声を国民過半数に


説明を追加

「西明石九条の会」が五月十七日、発足しました。昨年の総選挙の結果、「いま憲法が危ない」と準備を進めてきたものです。

呼びかけ人を、西明石在住の宗藤泰而弁護士、井上喜博武庫川女子大学名誉教授と津川知久兵庫県労連議長に引き受けていただき、上脇博之神戸学院大学教授に講演を依頼し、結成総会にこぎつけました。

総会前日、サンテレビから、憲法改悪の動きの中で「特集」を組むのでと、取材申し込みがありました。当日は、資料も椅子も足りなくなる七十人の参加者で会場は満杯。

テレビカメラが回るなかで会則、呼びかけ文などが提案され、承認されました。

続く上脇博之教授の講演では、自民党の「改憲案」が紹介され、改憲の目的が「日本を再び戦争する国」にすることであり、アメリカや財界の強い要求であることが解明されました。

平和主義や基本的人権など憲法が根本から覆されることに、参加者から「改憲の内容に怖くなった」「子や孫を戦争に行かせたくない」「憲法改悪は絶対に反対」と、改めて「憲法を守れ」の声を国民過半数にと決意を固め合いました。(新町美千代=同会事務局次長)
(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟:5月16日

被爆の実相を正しく認識する―原爆症裁判は学びの場でも

副島圀義

五月十六日の法廷(大阪地裁)は、さながら、郷地秀夫先生(東神戸診療所長)を講師とした学習会。先生自身、法廷後の集会でその問題意識を披歴されました。

「フクシマの現実を見るにつけ、いかにヒロシマ・ナガサキの実相が知られていないか痛感する。初期放射線だけで十万人以上を殺したことを見るだけでも『フクシマではヒロシマ・ナガサキの何百倍の放射能が撒き散らされた』ということの間違いは明らかなのだが、今これを正さないと、放射線被害の過小評価に拍車がかかる」と。

―砂漠の核実験場と、水の豊富な広島・長崎とでは、「死の灰」の拡散の様子がまったく異なるのに、「黒い雨」等、放射性降下物の影響を無視するのは重大な誤り。

―福島で放出された「死の灰」は一部だが、広島・長崎では核反応しなかったウラン・プルトニウムも含む全てが飛散・降下した。

―身体全体にほぼ均等に当たり通過し測定しやすいγ線と、局部に強烈なエネルギーを照射するがわずかな距離で測定できなくなるα線、β線とを、同じモノサシで測ってはならない。

―強い放射線で細胞・組織自体が損傷を受けて起こる急性症状があったということは、遺伝子や染色体も傷ついたはず。その影響が病気として現れるのは一定の時間が経過してからだ。

―放射線も喫煙も、心筋梗塞の要因になる。ただし、喫煙はやめれば影響が低下するが、放射線の影響は消えない。

―原爆と病気の関係はまだまだ解明されていない。二千人の被爆者を診てきたが、原爆症だと確信をもって医師意見書を書いたのはその一割でしかなく、残念だ―などなど。

*

国側代理人は放射線の影響を過小評価する文献などを引き合いに「反対尋問」しましたが、郷地先生はその一つひとつについて「文献の読み方」「その文献のもつ制約」「学会での論争点」にも立ち入って解明・解説しました。

*

ノーモア・ヒバクシャ近畿訴訟の全面勝利をめざす支援の集い/6月1日(土)午後2時~4時半/大阪グリーン会館ホール(大阪市北区天神橋1丁目13-5)

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県母親大会で活発な議論・とりくみ交流

くらしのすみずみに憲法の灯りを、核兵器も原発もない未来を子どもたちに


各地のとりくみ交流のステージ

第五十七回兵庫県母親大会が五月十九日神戸市内で開催され、県下から七百人の参加者が集いました。

「くらしのすみずみに憲法の灯りを―核兵器も原発もない未来を子どもたちに」をテーマに二つの見学分科会と七つの分科会(①子どもが育つ環境②オスプレイ・沖縄・平和を考える③税と社会保障と私たちのくらし④介護の実態と使える制度⑤口の中から見える貧困と格差⑥脳いきいき―仲間ととりくむ認知症予防⑦TPPで食・仕事・医療はどうなる?)、特別分科会「『内部被ばくを生き抜く』をみて」で活発な討論が行われました。

午後からの全大会では神戸常盤女子高等学校バトントワリング部による演技をオープニングに、中村治子実行委員長と地元・垂水実行委員会から毛利りんさんが挨拶しました。

引き続き行われた運動交流では、「高校学区拡大凍結署名のとりくみ」について「高校学区拡大反対連絡会」の阿江善春氏が、神鉄粟生線存続のとりくみを「連絡会」の炭山美代子さんが、「県下の中学校給食実現のとりくみ」について新婦人県本部の垣本ちさとさんと明石・芦屋・神戸・加古川のそれぞれの「実現する会」の代表が報告。また、映像作家の鎌仲ひとみ氏が「報道されない真実―内部被ばくを考える―」と題して記念講演を行いました。

最後に「大会アピール」と特別決議「橋下市長の『慰安婦は必要』発言に抗議し、その撤回と謝罪を求め、即時辞任を要求します」を採択しました。


(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

「あさぎ」五月詠草

姫路年金者組合短歌会

八分の対向列車待つ間土筆摘みするプラットホーム
美濃路のうだつの上がる紙屋にて長女に贈る文筥選びぬ
衣川有賀子


歩くのは苦にならないと靴を履く海辺の空気うまいと言いて
万歩計付けて夫の出かけたり友達出来たと嬉しげに言い
江藤雅江


友見舞う「こんなに抜けた」と髪をさすターバンハットをうなずきて見る
胡蝶花の花槙の木の下ひそと咲く重き胸中ゆるりとほぐるる
藤原信子


谷間に人知れず咲くすみれ草案内するがに舞いおつ桜
風を切り三台走る自転車をキックボードで追う児よガンバレ
常田洋子


三月に来ても良いかと岡山の友は四月になるも音なし
一人居の従姉の看護に小田原に自由に動けず淋しいと記す
田渕茂美



(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

一コマまんが

植民地支配と橋下暴言


段 重喜



(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

政府・与党は「障害者差別解消推進法案」を閣議決定して今国会に上程することになった▼二〇一〇年一月に内閣府につくられた「障害者制度改革推進会議」に「差別禁止部会」をつくり、「障害者自立支援法」を廃止して障害者総合福祉法の制定をめざす議論と並行して二〇一〇年十一月から二年間議論が進められ、障害者の願いが反映された「部会意見」を発表▼昨年の総選挙で与党となった自民党はこの問題に消極的だったが、障害者関係団体の強い働きかけによって差別禁止法制定の動きに。しかし、「差別禁止法」が「差別解消推進法」と名前が変わり、内容も大きく後退▼最も大事な「何が差別か」が欠落。その上「自己責任」論を前面に押し出し、障害者を社会から排除していく「社会保障改革」が最大の差別であるにもかかわらず、国・行政による障害者差別を認め是正していく視点が欠落している▼自民党が「憲法改正草案」で基本的人権に制限を加え、「自助・自律」を強調している事とも通じる▼障害者権利条約からも大きく逸脱している今回の「法案」を真に障害者差別がなくなる法律となるよう、引き続き運動を強めていく必要がある。 (N)

(2013年5月26日付「兵庫民報」掲載)

2013年5月19日日曜日

編集部は「兵庫民報社」ではありません

「兵庫民報」は存在しません


「兵庫民報」(新開地3丁目4番27号)は04年に解消、いまはもうありません

「兵庫民報」は二〇〇四年十月三日付から、日本共産党兵庫県委員会発行に切り替わり、編集部も党県委員会の一部門になりました。その時点で「兵庫民報社」は解消しました。

また、党県委員会の住居番号は旧「兵庫民報社」とは異なります
旧「兵庫民報社」は27でしたが、
現在の編集部(日本共産党兵庫県委員会)は20です。

お手元の住所録・宛先ラベルを下記のように修正してください。

日本共産党兵庫県委員会「兵庫民報」編集部
652-0811
兵庫県神戸市兵庫区新開地3丁目4番20
電話:078-577-6255(県委員会代表)
FAX:078-577-2240(他部署と共用ですので、「兵庫民報あて」と明記して送信してください)



(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

神戸での演説会に2000人

日本共産党の参院選勝利で悪政の暴走に審判を


市田氏(中央)とともに声援にこたえる金田、田中の両氏

参議院選での日本共産党比例五議席絶対確保と兵庫選挙区での金田峰生氏の当選をめざし、日本共産党兵庫県委員会は五月十一日、神戸市長田区の県立文化体育館に市田忠義書記局長を招き演説会を開催。県内各地から二千人が参加し、開場は熱気にあふれました。

自由法曹団兵庫県支部長の佐伯雄三弁護士が、生活保護や借り上げ住宅、レッド・パージの問題をあげ、国民に寄り添い、ともにたたかう日本共産党への期待を述べました。

憲法県政の会の田中耕太郎知事候補は、憲法を生かす兵庫県政の実現へ決意を述べ、支援を訴えました。

金田峰生兵庫選挙区候補は、「命と人間の尊厳を大切にする政治、社会を実現したい」と兵庫の参院議席を取り戻す決意を力強く述べました。

山下よしき書記局長代行・参院議員(比例候補)は青森市での演説会と重なったためビデオレターで必勝への決意を訴えました。

市田氏は、アベノミクス、消費税増税や社会保障改悪、TPP交渉参加、憲法九条改悪を狙った九十六条改定など安倍自公政権の暴走を告発するとともに、「維新」・みんなの党などが「第三極」ではなく悪政の暴走を後押しする補完勢力に過ぎないことが明らかになってきたと解明。

安倍政権の破綻が「アメリカいいなり」「財界中心」に加え「歴史逆行」の三つのゆがみにあることを指摘し、日本社会の三つのゆがみをただす立場と力をもつ日本共産党の参院選・東京都議選での躍進こそが危機脱出の唯一の道だと強調。入党していっしょにたたかおうと呼びかけました。

党演説会に初めて参加した女性が「来てよかった。入党を考えます」と感想を寄せ、別の参加者は「今年から党員になり、市田さんの話がよくわかる。『応援団』から『プレーヤー』になってよかった」と語っています。芦屋市の支部では演説会にさそった人を党員に迎えました。

日本共産党は引き続き参加者を訪ね、お礼を述べるとともに「市田さんに代わって返事を聞きにきました」と入党の訴え、「しんぶん赤旗」講読の訴えなど五月の活動を飛躍させ、参院選躍進へ弾みをつけています。


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

山下よしき:新しい道を刻む(9)

ほんもののデフレ不況打開へ


「株も土地ももってない私らにアベノミクスは関係ない。私らにできるのは大阪のアベノでミックス焼きを食べることくらいや」。

冗談まじりに年輩の女性がいいました。しかし、「アベノミクス」の負の影響から逃れられない人たちも少なくありません。

四月二十六日、参院予算委員会で、「アベノミクス」による急速な円安が燃油の高騰を招き、イカ釣り漁業者が全国一斉休漁するなど漁業者の経営とくらしを圧迫している問題を取り上げました。「政府の政策による被害だと自覚せよ」と迫り、林農水大臣からは、「特別な対応を早急に検討する」との答弁がありました。事前に話をお伺いしていた、カニとホタルイカの水揚げが日本屈指の浜坂町漁協の組合長からは、「質問は百点だった」との電話も頂きました。

アベノミクスから国民のくらしと営業を守るとともに、国民の所得を増やすほんもののデフレ不況打開へ、ひきつづき全力をつくします。
(参議院議員)


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

NO NUKES カンキン 2013-5-10

四十五回目となる関電神戸支店前の行動は五月十日、降りしきる雨の中でも約五十人が参加!「生活こわすな」「金より命」「神戸も危ない」「関西電力未来を守れ」など、多彩なコールを響かせました。

思いの交流では、「もうすぐ梅雨の時期だが、東電は汚染された水を海に垂れ流そうとしている。世界中への影響が心配」「六月は関電の株主総会が神戸で行われる。雨が降っていても、私たちが継続して声を上げ続けることが大事」「たまにしか来れないけど、皆さんと一緒に原発がなくなるまでがんばりたい」など、さまざまな声がありました。

今日は気温も寒かったですが、皆さん風邪を引かないようにあったかくしてくださいね。次回も金曜日十八時~関電神戸支店前に集まりましょう!
(ZEROこねっとブログから転載)

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

共青創立90周年記念講演視聴会

戦前の活動から学び今にいかし 未来ひらこう


志位日本共産党委員長の記念講演の中継を視聴

日本民主青年同盟兵庫県委員会は五月十二日、神戸市内で共青創立九十周年記念講演視聴会を開催、青年学生とともに民青OBらも多数参加、全体で約百人が集いました。

力重智之民青県委員長が開会挨拶をし、日本共産党兵庫県委員会からは堀内照文県副委員長が挨拶しました。

兵庫・長田・北地区委員会のパフォーマンス
二〇〇五年から二〇一二年にかけて次々と再建された兵庫民青の八つの地区委員会から、歌ありコスプレあり映像ありの活動紹介が行われ、会場をわかせました。また、歴代の民青県委員長の手記や民青県委員会の活動を紹介したパンフレットも紹介されました。

メイン講演は日本共産党中央委員会の志位和夫委員長。「歴史に学び、日本のいまと未来を語る」と題して話しました。

はじめに九十年におよぶ歴史から何を引き継ぐかとして、戦前の共青の機関紙『無産青年』を示しながら、会社の昼休みにスポーツをする権利を認めさせるたたかいや、労働者を誘ってピクニックへ行くなど多彩な青年の要求を実現させるたたかいがあったことを紹介しました。

そして、今の日本社会が直面しているのは「大企業中心」「アメリカいいなり」「過去の侵略戦争を美化」という日本独自の三つの異常と、日本も含めた資本主義という体制のもつ根本矛盾という二重の異常であると指摘。そしてそのどちらも土台が腐り、新しい社会へ進もうとしている激動の時代に若い世代は生きているということを強調。そのうえで、改革の展望をヨーロッパなどと比較しながら語りました。

参加者からは、「奨学金の話になるほど、と思った。社会を変えるためにマルクスを読もうと改めて思った」(大学一年生)、「九十周年のこの時に学生で良かったと本当に思った。百周年の時、私は何をしているのだろうか。これからは私たちが民青の紡ぎ手だ!」(大学三年生)、「私たち民青の先輩たちがおかしいことにおかしいと声をあげ続けた姿勢は、今の激動の時代に生きる私たちにとってもすごく重要だと思った」(大学四年生)「過去に亡くなられた先輩たちは、死ぬために活動したのではなく、自分らしく人間らしく生きる為だったという話にすごく共感しました」(保育士)などの感想が寄せられています。

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

東日本大震災青年学生ボランティア

発生直後と変らない光景、帰宅できない避難者の声に衝撃


五月三日から六日、兵庫青年学生ボランティアツアーが行われ、総勢十四人が郡山市のセンターを中心に、ボランティア活動にとりくみました。

フィールドワーク


四日のフィールドワークでは、浜通り医療生活協同組合理事の半澤紘さんの案内で、いわき市から広野町、楢葉町、富岡町を訪れました。

原発作業員の集結基地となっているJビレッジでは、防護服を着た作業員が出入りしていました。半澤さんから、「仕事を失うと困るから放射線測定器を鉛の筒にいれて、わざと浴びた線量を低く見せている人もいる」という説明に一同衝撃をうけ、「ゾッとした」「若い人を十何次下請けまでさせ、安い賃金で危険な目をさせていることに腹が立った」などの感想を寄せています。そのなかで、「ご相談は日本共産党へ」という看板が労働者を励ましているという話に、「共産党があんなポスターを出していることを初めて知った。もっとアピールしたい」との感想も寄せられました。

三月二十五日に避難指示解除準備区域として、昼間入れるようになった富岡駅の周辺は、参加者に大きな衝撃をあたえました。地震が起こった時刻を指したままの時計、折れ曲がった電柱、崩れたままのホーム、車がつっこんだままの家、反転しているプレハブ倉庫などを目の当たりにして、参加者は、「被災地をまわって、やっぱり壊れている家、駅を見るのはつらかったです、見たことも無いような亀裂の入り方や傾き方、家の中の荒れ方などもすさまじくて、目をふさぎたくなるほどでした」「二年前テレビで見た光景が目の前にあった。ありえない光景だった」など、率直な思いを語っています。

避難者から聞き取り


翌五日は、郡山市内の仮設住宅で、双葉町、川内村から避難されている方からの聞き取り調査を、郡山の救援センターの人たちといっしょに行いました。

淡路から参加した大学一年生のOさんは、六十三歳の女性と対話。「よくしてもらっている」といいながら、「家には戻りたい。東電や政府には、『いつ帰れるようになるのか』をいってほしい。『収束宣言』なんて絶対ない」と語りました。

神戸市内の大学にかようMくんは、訪問をおえ、「みんな不満はないといいながら、『子どもや孫に富岡の桜並木を見せてやりたかった』というおばあちゃんの言葉に原発事故の深刻さを感じた。自分に何ができるかわからないけど、被災者のために力になれることをしていきたい」と感想を語っています。

参加者は、福島で見て、聞いてきたことを伝えようと報告会を六月八日に計画しています。


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

宍粟市議選:岡前・山下両氏が当選

岡前はるお氏
山下ゆみ氏
宍粟市議選(定数十八に立候補十九人)は五月十二日、投開票が行われました。投票率は77・85%。

日本共産党の岡前はるお(51)、山下ゆみ(52)の両現職が、合計二千二百五票、得票率8・49%で当選しました。三人立候補の前回より得票で千五百九十五票・得票率で5・00㌽それぞれ減らしましたが、昨年の衆院比例票数の二倍を獲得しました。

両候補は、公立幼稚園・保育所廃止の幼保一元化反対や、国保税・介護保険料・水道料引き下げ、安い定額の公共交通網整備の実現など、住民要求に基づく公約を訴え支持を広げました。














(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

近畿の社保協が共同で「社会保障学校」


ともに学び、つながり、社会保障守ろう


第一回近畿社会保障学校が五月十二日、神戸市勤労会館で開かれ、近畿各地から社会保障関係の運動団体、施設職員や地方議員など百二十人あまりが参加しました。

関西州構想や関西広域連合の動きに対し、「近畿はひとつ、ともにまなび、つながり、そして動こう」をスローガンに近畿二府四県の社会保障推進協議会が共同で開いたものです。

開会挨拶で滋賀社保協の今村浩代表は、参議院選挙へ向けてもしっかり学習をと呼びかけました。

午前は神戸女学院大学の石川康宏教授が「マルクス経済学者からみたアベノミクスと安倍政権の行きつく先」と題して記念講演を行いました。

石川氏は、アベノミクスが古い「構造改革」路線が大前提であること、日本の大企業・財界とアメリカからの強い圧力が背景にあることを解明するとともに、侵略戦争に反省のない安倍内閣の復古主義が財界・アメリカと矛盾を起こすという弱点をもっていることも指摘しました。

さらに、マルクスの恐慌論を紹介し、理論的には恐慌からの脱出には生産と消費の乖離の縮小が必要であり、労働者・市民による消費の拡大が必要だと説明しました。

また、財界による経済と政治の支配にたいし、どういう社会をつくるかをめぐる「合意」形成が階級闘争の典型的な姿になっており、現在の日本の経済・社会に求められるのは政治を改革しうる主権者・国民の政治的成熟であると指摘し、この間の選挙で国民の最大の関心事は経済であることにも注意を喚起。政治や社会の動きを根本からつかむため経済学、政治学、歴史学、社会思想を学ぶこと、社会の多数者を味方にするためにインターネットも活用し、社会全体に呼びかける姿勢が重要だと訴えました。

午後は三つの分科会が行われました。

「介護保険」分科会では、社会保障制度改革推進法が狙う介護保険改悪の内容を学ぶとともに、改善を実現するための共同行動を地域から起こすことについて議論しました。

「生活保護」分科会には、現場の福祉事務所ケースワーカも助言者として参加。生活保護基準引き下げを許さず、日本国憲法に保証された権利としての生活保護制度を作ろうと議論しました。

「医療・国保」分科会では、TPPがいかに日本の医療保険制度を崩壊に導くかについて学びました。

近畿二府四県の社保協ではひきつづき年一回程度、社会保障学校を開くことにしています。


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

兵庫県原水協が13年度理事会(総会)

20万のアピール署名世界大会に、全県で原爆展


原水爆禁止兵庫県協議会(兵庫県原水協)は五月十二日、二〇一三年度理事会(総会)を行い、兵庫県全域での「核兵器全面禁止のアピール」署名の推進、平和行進の成功と原水爆禁止世界大会への代表派遣などのとりくみの方針を確認しました。

理事会に先立ち、日本原水協の高草木博代表理事が記念講演を行いました。高草木氏は、朝鮮半島、東アジアの緊張をめぐり、日米同盟と「核の傘」への依存と、「こういうときだからこそ核兵器の全面禁止を!」の声の強まりとの二つの流れがあることを紹介し、国連総会が「国際紛争の平和解決」をテーマに開催されたように「世界は非核平和を選ぶ」ことを強調しました。 そして、「参院選を前に、非核平和による日本の安全と平和の世論を、全力を尽くして構築しよう」と訴えました。

理事会は、淡路、丹波など十九地域十四団体・個人理事七十三人が出席し熱心に討論。①「アピール」署名を世界大会までに二十万②全県で原爆写真展の開催、③全自治体での平和行進、原水爆禁止世界大会(長崎)に三百人の代表派遣―などが提起されました。

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

借り上げ住宅で神戸市と話し合い:救援・復興県民会議

コミュニティ破壊の線引きやめよ


「私は転居しません」とステッカーを張る入居者

阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議は七日、借り上げ復興住宅の継続入居を希望者全員に認めるよう求めて神戸市と話し合いました。

宝塚市や伊丹市が全員継続入居を認めているのにたいし、神戸市は、ことし三月、継続入居を八十五歳以上、要介護三以上、重度障害の入居者に限定する、住み替え予約先の市営住宅が空くまで最長五年間の猶予を認めるという方針を発表しました。

県民会議は、借り上げ住宅が被災者の基本的人権、居住権にかかわる問題であり、本来、継続入居を認めるべきであり、神戸市の方針では、八十五歳以上などの人だけが残り、多くの人が転居させられ、コミュニテイが崩壊、入居者の不安を増大するとして、希望者全員の継続入居を求める要請書を提出していました。

市の担当者は、継続入居の要件を説明するとともに、住み替え予約について「制度は完成されていない。詳細はこれから」「正直、むずかしい要素が多い」とのべました。

県民会議の参加者は、「被災者が入居した復興住宅が、たまたま借り上げであっただけ。二十年での退去は道理がない」「二十年で借り上げ住宅を解消するという前提がすでに崩れている。方針を撤回し、入居者の意向を尊重すべきだ」「無責任な方針で、入居者や住宅オーナーをさらに混乱させるようなやり方はやめるべきだ」ときびしく指摘しました。

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

淡路市議選7月14日告示・21日投票

松原、かまづか両氏現有2議席確保めざす


日本共産党淡路地区委員会が七月十四日告示・二十一日投票の淡路市議選(定数二十)の予定候補者をこのほど発表しました。現有二議席確保をめざします。

松原幸作(まつばら こうさく)(68)=新=

一九四五年生まれ。淡路貨物(株)に四十年間勤め、建交労同委員長、建交労県委員長、兵庫県労働組合総連合副議長など歴任。現在、市民にやさしい淡路市政をつくる会代表。前回の市長選挙(二〇〇九年)で「市民にやさしい淡路市政をつくる会」から立候補し、善戦。長年にわたって労働運動や住民運動で活躍。党淡路市福祉雇用対策委員長。





かまづか聡(鎌塚 さとし)(34)=現=

一九七八年生まれ。津名高、京都文教大学卒業、四年前淡路市で最年少の市議として当選。議会産業厚生委員会副委員長、淡路島平和委員会役員など、平和運動でも活躍。








(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

なまの舞台をごいっしょに:「てけれっつのぱ」

神戸演劇鑑賞会6月例会

原作は蜂谷涼。彼女は、北海道の小樽で小説を書き続けている。その傍ら、当地での文化活動にも活躍をし、小樽をこよなく愛する和服の似合う清楚な作家です。この原作が文化座の佐々木愛の目に留まった。さっそく、文学座の俳優であり、脚本も手がけている瀬戸口郁の所に持ち込まれた。原作の持っている味を損なう事なく舞台は出来上った。

車曳きの銀次が闇の中に浮かび上がる。懸命に銀次は車を曳く。しかし、鉄道馬車には到底及ばない。この車曳きの銀次を通して、世の中が移り変わってゆくことを、まず、観客に伝える。

江戸から明治へ。その少しあとの明治十四(一八八一)年の小樽。ニシン漁で賑わっているこの地に、政府は北海道開拓使を置いた。別所鐵太郎は開拓の陣頭指揮を執るために北海道へ渡ることになった。この時、別所の庇護を受けている元芸者のあや乃と女中のセキも同行する。

あや乃はこの小樽で、別所から独立をして、生計を立てる決心をする。煮物、代書、髪結い、なんでも商う「きし屋」をはじめた。店は大繁盛をするが……。

あや乃の周囲に集まった人と人の交流は、本当に頬笑ましい。加えて、心地よい台詞の流れが、人と人との絆に拍車を掛ける。しかし、時代に翻弄され、生き場所を失いながらもなお、前を向いて生きて行こうとする人たちに、感動もするが勇気も与えられる舞台です。

(小谷博子)



劇団文化座「てけれっつのぱ」/6月例会/6月9日(日)15時、10日(月)18時30分、11日(火)13時30分、神戸文化ホール中ホール/原作=蜂谷涼、脚本=瀬戸口郁、演出=西川信廣、出演=佐々木愛・阿部敦子他、/会員制(入会時に入会金1000円+月会費2カ月前納)、月会費3500円(大学生2000円、中高生1000円)/☎078-222-8651、Fax 078-222-8653、m


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

加印原水協が商店街で6・9運動

おおぜいで楽しく


加印原水協が五月八日、午後五時半から一時間、加古川市駅南の寺家町商店街で署名の取り組みを行いました。

今まで一日の日行動ということで新日本婦人の会が別の日に平和の署名行動を行っていましたが、おおぜいで楽しくやろうということになり、十三人が参加し、署名四十六人分が集まりました。

地元商店街はコンビニなどの影響で客足が遠のいていますが、塾にやってくる多くの高校生が積極的に署名をしてくれました。

来月は六月六日にまたやろうということになりました。

(加印原水協事務局・盛田厚子)

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

写真:ハンドマイクで訴えるのは高木えり加古川市会議員

映画で学ぶ中国近現代史

地主支配からの解放―「白毛女」


中国近現代史を「草創期中国映画」で学ぶ企画をすすめている日中友好協会加古川支部は、その第三回・「白毛女」観賞会を五月十二日に開催しました。

上映に先立ち、一九三〇年代の中国河北省農村で、過酷な小作料取り立てなど地主による小作人への経済支配と人権無視の隷属状態による対立が、「白毛女」の背景であることを学び(写真)、映画を観賞しました。

上映後、
「有名な中国映画だといわれていたので是非見たかった。期待した通りでよかった」
「農地解放、人権解放が成功した状況がうかがえた」
「地主と小作人の農村は昔の日本と同じだということに感動しました」
「山中で三年間暮らしていた白毛女の希望・目標は何だったのだろう」
「一部に歌劇で表現されてわかりやすかった」
「めったに見られない映画を有難うございました」
など、感想や意見が出されました。

次回は「農奴」の上映を予定しています。
(前田清=同支部)

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

川柳:かるも川

続く続く若者の旗夢のメーデー
               堀之内照子

平和朗読続け九条守り抜く
               玉山歳子

九条は守り続けよ世界に広く
               村上静子

アベノミクスマスコミは支持続けるか
               古野正三

続け続け原発無くせ旗のもと
               小林尚子

話好きいつまで続く立ち話
               日下部香住

夢の続きを今夜楽しみ早寝する
               松尾美恵子

TPP亡国の熱はらみつつ
               片山正信

TPP反対の熱聞かぬふり
               新野 史

熱き思い抱いてどの空散ったやら
               熊谷敏子

仲間あり口づさみゆく「花の輪」よ
               島村美津子


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

ひなたぽっころりん(514)


(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

観感楽学

「いかなる状況下でも核兵器が再び使用されないことが人類生存の利益」―二〇一五年核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で発表された共同声明だ。スイスなど八十カ国が賛同したが日本政府は署名を拒否した▼同声明は、ヒロシマ・ナガサキの甚大な被害、核兵器の非人道性にふれ、「核兵器が再び使用されないことを保証する唯一の方法は核兵器全面廃絶」であると訴えている。日本政府は、「いかなる状況下でも」の表現の削除を求めた。これは、ある状況の下では核兵器の使用を認めるという立場にほかならない▼「北朝鮮が核を捨てても、アメリカは核兵器使用の政策を捨てるべきでない」と申し入れたことさえあった(〇三年八月、薮中外務政務次官)。唯一の被爆国である日本が、ふさわしい貢献をしないどころか、妨害するに等しい行動をとっていることは許されないことだ▼国連総会でも「核兵器禁止条約の協議開始」決議に棄権し続けている。この恥ずべき態度の根本にある「核抑止力」「核の傘」政策を転換させ、核兵器禁止の世界的な努力への逆行をやめさせることは被爆国日本の国民の責任だ。(K)

(2013年5月19日付「兵庫民報」掲載)

2013年5月12日日曜日

96条改定許すな いまこそ憲法いかそう

憲法記念日の五月三日を中心に神戸、尼崎、西宮、川西、稲美、姫路、豊岡など県内各地で実行委員会や九条の会などが集会や学習会を開催。安倍政権など改憲をめざす危険な動きに対し「憲法をいかそう」と声をあげました。

神戸憲法集会
憲法記念日但馬講演会
いなみ9条の会 平和のつどい
憲法を守るはりま集会


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

神戸憲法集会

憲法原理否定の96条改定反対


五月三日、神戸市垂水区のレバンテホールで神戸憲法集会が実行委員会の主催で開かれました。


開会あいさつを行った新婦人兵庫県本部の岸本友代会長は、安倍内閣の登場で憲法改悪の動きが強まっていることを警告し、新婦人が取り組んでいる「憲法紙芝居」を実演しながら草の根から世論と運動を広げることを訴えました。

木下智史関西大学大学院教授が「新しい局面を迎えた改憲問題」と題して講演。木下氏は、東アジアの緊張が、武力防衛論や日米軍事同盟強化の主張を台頭させ、「憲法九十六条改定」を参院選の争点にする動きを紹介。その目的が憲法の改悪にあることを「自民党・憲法改正草案」を詳細に解明し、改憲されると国際社会で孤立化を招き、国内における多様性が否定されるときびしく批判しました。

二宮厚美神戸大学名誉教授は「二十一世紀第三のステージに突入した日本の政治経済」と題して講演。二宮氏は、現在の日本が、小泉構造改革、民主党の政権交代につぐ「第三の転換期」にあるが、昨年の総選挙での「改憲型新自由主義派圧勝」の基盤が脆弱であることを解明しました。さらに、「アベノミクス」が成功できないことを詳しく分析し、そのツケが国民生活に回される危険を告発しました。そして、維新の会など「第三極」の危険性を明らかにし、宝塚市長選などで維新の会を惨敗に追い込んだ国民の判断を紹介し、憲法を守る国民運動を呼びかけました。会場いっぱいになった五百六十人の参加者が歓声をあげて力強く応えました。

集会では、「日本国憲法の基本原理の否定をもたらす九十六条『改正』に反対する」との「憲法研究者の神戸からのアピール」を、兵庫県憲法会議の事務局長であり、神戸学院大学大学院の上脇博之教授が、兵庫県内の学者・文化人による「兵庫憲法アピール・二〇一三」を羽柴修弁護士がそれぞれ趣旨説明しました。

最後に磯谷吉夫兵商連会長が閉会挨拶を行いました。


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

憲法記念日但馬講演会

憲法語る会を無数に開こう



憲法記念日を「憲法を考える日にしよう!」を合言葉に、但馬で憲法講演会を行いました。

百三十名の参加で会場は満杯になりました。「ふるさと但馬」のコーラスで幕開け、「青い空は」の全員合唱でリラックスして、春歌亭丹馬さんの落語〝憲法根問〟「この日のために覚えてきました。ねたおろしです」と言いながら硬い憲法を見事な話芸で聴衆を魅了しました。

「押し付けだからいかんとか時代に合わないとか言っているが、わしらもお下がりの服ばかりだが、ええもんはええ。また憲法に合わすようにせなあかんわな」などしっかりした内容で笑いも満杯。

講演は、神戸女学院大学教授・憲法県政の会代表幹事の石川康宏さん。「安倍自民党の新憲法案と『慰安婦』問題」と題して、テンポと歯切れ良く、「改憲案を知らせば解ってもらえる」と復古主義丸出しの致命的弱点をさらけ出してくれました。また、東アジア経済を無視できない今日の情勢を明瞭に示し、最後に安倍政権を倒した九条の会の力を発揮し、「学び、語り、仲間を増やす」「ツイッターやフェイスブックなど世論づくりの闘いの場に挑戦しよう」と力強く励ましていただきました。最後に、会から「憲法を語る会を無数に開こう」と訴え、改憲阻止の気力も満杯の素晴らしい会になりました。
曽我一作
(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

いなみ9条の会 平和のつどい

九条の会、ますます重要に



いなみ九条の会は五月三日、稲美町コミュニティーセンターで「第八回平和のつどい」を開催。九十人が参加しました。

「かわい音楽村」のチェロ演奏や稲美町在住の戦争体験者の報告が行われた後、播磨弁護士九条の会の吉田竜一事務局長が「どうなる憲法 ほんとに変えていいの?」と題して講演しました。

吉田氏は、憲法と法律の違い、憲法が国家権力を縛る性格のものであることを明らかにしたうえで、自民党憲法改正草案に基づき平和条項や人権条項がいかに変えられようとしているか、また緊急事態条項を設けられようとしていることを、その危険性ととともにくわしく解明し、この改正草案を読むことを訴えました。また、いま焦点になっている九十六条の改定の狙いも明らかにしたうえで、九条の会の活動の重要性を強調しました。

その後、参加者からの「北朝鮮の姿勢にかかわって憲法九条をもつ意味をどう訴えたらよいのか」という質問をもとに意見交換が行われました。
藤原良昭

(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

憲法を守るはりま集会

大成功力に播磨全域に世論を


五月六日、姫路市民会館大ホールの六百席を埋めて、第三十五回憲法を守るはりま集会が開かれました。


安倍改憲内閣の誕生という最悪の事態に実行委員会は大奮起。兵庫県弁護士九条の会から羽柴修弁護士を招いて事前決起集会を開き、地域九条の会が何度も小集会をもつなど、活発なとりくみを展開した結果、事務局には「チラシが足りなくなった」という連絡がひっきりなし、収益の柱である募金とパンフレット広告はどちらも史上最高額を更新しました。

集会は総勢五十人の「憲法を歌う市民合唱団」の美しいコーラスで幕を開けました。第一部は「原田義雄、愛と平和を歌う」コンサート。心のこもった歌声に涙する人も。第二部の安斎育郎さんの講演「原発と憲法」は大好評で、「分かりやすかった。一人ひとりがしっかり考えていかねば」など多くの感想が寄せられ、ロビーで販売した著書が売り切れてしまい、買えなかった人から苦情が出るほどでした。

最後に、集会の大成功を跳躍台として憲法守れの世論を播磨全域に広げようというアピールを力強く採択し、閉会しました。
泥憲和

(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

レッド・パージ国家賠償訴訟最高裁不当決定

原告、弁護団―救済までたたかう


日本共産党員と支持者数万人が職場から追放されたレッド・パージの犠牲者、大橋豊さん(83)、川崎義啓さん(96)、安原清次郎さん(92)=いずれも神戸市=が国家賠償を求めた訴訟で最高裁第一小法廷(横田尤孝裁判長)は四月二十五日付で「上告棄却」「上告不受理」の決定をしました。

原告の(右から)大橋、安原、川崎各氏=2011年

原告と弁護団は四月三十日、抗議声明を発表しました。

声明は、今回の訴訟で、▽講和条約発効後、政府や国会が人権侵害を救済する義務があったにもかかわらず、放置した不作為の違法性▽明神勲北海道教育大学名誉教授が発見した新資料で、田中耕太郎元最高裁長官がレッド・パージ遂行のためGHQの指令を求めたが拒否されたという、一九六〇年の最高裁決定と正反対の事実が明らかになり、同決定の見直しが必要になった―などが問われたにもかかわらず、裁判記録の最高裁到着通知後二カ月という短期間で結論を出したことを強く批判し、長年苦しんできた原告の「生きているうちに救済を」という願いを無視した「非道な決定」と抗議。「名誉回復と救済を勝ち取るまで闘う」と表明しています。

一審、二審判決は、政府はGHQの指示に従わざるをえなかったなどとし、被害救済の作為義務はないと請求を棄却。一方、同訴訟の影響で、全国各地で弁護士会に人権救済を申し立てるなどレッド・パージ被害救済を求める世論と運動が大きく広がっています。

大橋さんは同日、「憲法はお休みという決定だ。名誉救済まで生きてたたかう」と語り、弁護団も「憲法に照らして許されるかという根本を避けた幕引き。絶対に許されない」と強調しました。


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

レッド・パージ最高裁不当判決に対する声明

二〇一三年四月三十日
 レッド・パージ国家賠償請求訴訟上告人
大橋豊川崎義啓安原清次郎
レッド・パージ国家賠償請求訴訟弁護団

最高裁第一小法廷は、レッド・パージ被害者三名が国を相手に国家賠償請求訴訟を提起していた上告審において、二〇一三年四月二十五日付けで「上告棄却」「上告不受理」の決定をした。被害者らの上告理由書、上告受理申立理由書をはじめとする本訴訟に提出された一審及び二審の記録が最高裁に到着した旨の通知があった本年二月二十五日からちょうど二カ月目での決定である。

上告人ら及び弁護団は、最高裁決定が、その内容において空疎であるのみならず、異常に短期間で出された点について、極めて強い憤りを禁じ得ない。

今回の訴訟では、レッド・パージはマッカーサーの指令によるものであり、超憲法的効力を有するとして被害者の救済を拒否したかつての最高裁大法廷決定時において問題とされていなかった次の点が重要な争点となっていた。すなわち、

(1)講和条約発効後、政府及び国会が、速やかに被害者たちの人権侵害を救済するための措置や立法を行う義務があったにもかかわらず、これを放置した不作為の違法性、

(2)公職追放対象者が立法により救済されたこととの対比において何らの合理的理由もないのにレッド・パージ被害者の救済措置を講じなかったことが憲法十四条の法の下の平等原則に違反すること、

(3)本件訴訟において、明神勲氏が国会図書館に保管されていたGHQ資料を新たに発見し、同資料から田中耕太郎元最高裁長官とホイットニー民政局長との密談が明らかとなり、その中で、田中元長官がレッド・パージ遂行のためにGHQの指令を求めたことに対して、ホイットニー局長がこれを拒否していることが明らかとなって、田中元長官が裁判長として関わった昭和三十五年最高裁大法廷決定の見直しが必要であること、などである。

本件は、思想信条の自由、結社の自由という日本国憲法の根幹に関わる重要な基本的人権の侵害が問題とされた事案である。

また、レッド・パージについては、司法の一翼を担っている日本弁護士連合会が上告人らからの人権救済申立を含め、最近、二度にわたり、その人権侵害性を認めて被害者救済の勧告を出している。レッド・パージが、基本的人権保障の観点から看過できない重大な違憲性を有していることは明らかである。

更に、田中耕太郎元最高裁長官は、先日明らかになった公文書においても、砂川事件について、裁判の一方の利害関係者と秘密裏に面談し、守秘義務に違反して評議の秘密を漏らすなど司法の独立性を侵害したことを疑わせる言動が問題とされており、本件において新たに発見された資料についても、その内容を十分慎重に検討すべきであったはずである。

しかるに、このような短期間で上告棄却・上告不受理の結論を出したことは、最高裁が真面目に記録の検討をしていないことを露呈したばかりでなく、かつて、司法権の独立を放棄し、超憲法的効力を理由にレッド・パージを容認することでレッド・パージ被害者を「司法による救済」の枠外に置いてしまった最高裁自らの判断への批判を早期に封じるためであったと考えざるを得ない。

上告人らは、現在、九十六歳、九十二歳、八十三歳の高齢であり、レッド・パージにより、職を奪われたばかりでなく、反社会的分子であるかのような汚名を着せられて再就職の道を閉ざされ、長期にわたり塗炭の苦しみを受けてきたことに対し、「命あるうちに救済を」と訴え続けてきた。

その願いを無視した非道な決定を下した最高裁に対し、私たちは満身の怒りをもって抗議する。

最高裁の決定にかかわらず、レッド・パージが戦後最大の人権侵害であり、日本国憲法や国際人権規約その他の国際法規に照らし決して許されないことは明らかである。

そして、この問題は決して過去の問題ではなく、今も各地において被害者の名誉回復と救済を求める闘いは続けられており、全国各地の弁護士会にも新たに人権救済申立が行われ、審議がされている。

上告人ら及び弁護団は、全国のレッド・パージ被害者、その遺族、多くの支援者、そしてそれぞれの立場を超えて、思想信条の自由、結社の自由の保障の確立を願っている多くの人々と連帯して、レッド・パージ被害者の名誉回復と救済を勝ち取るまでたたかう決意を表明する。 以上


●市田書記局長も談話


日本共産党の市田忠義書記局長も四月三十日、次の談話を発表しました。
*
最高裁第一小法廷は二十五日付で、レッド・パージ被害者の名誉回復と国家賠償を求めた上告を認めない決定を下した。これは、日弁連も「レッド・パージにより解雇された者らの人権救済を図ることは極めて重要な意義がある」とした憲法問題を、審理さえ行わず門前払いにするきわめて不当なものである。

共産党員もしくはその支持者であることのみを唯一の理由として解雇・免職されたレッド・パージは、思想・良心の自由(憲法十九条)を踏みにじる深刻な人権侵害である。米軍占領下でこのような重大な人権侵害を行いながら、講和条約発効後も放置してきた政府には被害者を救済する義務がある。

日本共産党は、レッド・パージ被害者の名誉回復と国家賠償の要求の実現のためにひきつづき奮闘するとともに、基本的人権の擁護とそれが守られる社会の実現をめざしてたたかうものである。


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

淡路地震で金田氏ら知事に申し入れ

生活再建できる支援策を


金田峰生・党国会議員団兵庫事務所長と兵庫県議団は四月三十日、連名で淡路での地震被災者への支援について、兵庫県知事あての申し入れを行いました。


より踏み込んだ支援策を検討すべき


金田氏らは、兵庫県の杉本明文防災監に迫りました。

四月十三日、M六・三の淡路島を震源とする地震で、二十五名の負傷者、全壊五、大規模半壊三、半壊四十五、一部損壊六千九百七(四月三十日現在)の被害が報告されています。一方で、被災者への公的支援は、災害救助法や被災者生活再建支援法の適用を受けず、兵庫県も見舞金や耐震化の促進などの支援策に留まっています。

申し入れでは、被災地の現場をまわり、被害の実態や被災者の生の声に基づき、県の支援策は「極めて不十分」であり、被害の実情に応じて、生活再建ができるものに早急に強化、県独自制度も創設すべきと強調しましたが、県は「いまの支援で十分」との姿勢でした。

被災者支援を後退させてきた兵庫県


県議団は、兵庫県が自然災害の公的支援を「後退させてきた」ことを指摘。



兵庫県は、二〇〇四年の連続した台風災害で、被災者生活再建支援法に上乗せして、県独自に全壊百万円~床上浸水二十五万円を支給。しかし、〇九年の北西部豪雨では支援金を半額に、二〇一一年と今回は、独自の公的支援は「なし」。

〇九年北西部豪雨災害で、少なくとも〇四年並みの支援を求めた県議会での質問に対し、「共助のしくみである住宅再建共済制度がいまだ創設されていなかったことから、制度創設までの臨時的措置として公助としての住宅再建等支援金を支給した」(県防災監答弁、二〇〇九年十月二日星原県議一般質問)と答弁。つまり、〝住宅共済制度ができたから県上乗せ支援金の額を減らした〟と。

井戸知事も、二〇一一年の台風災害に際して、「全壊戸数が基準に満たないなど、県内に被災者生活再建支援法の適用がありませんので、特別な措置をとらなかった」(二〇一一年九月三十日、いそみ県議一般質問)と冷たい答弁。

「性能検査になった」(新県立淡路病院の完成式典で)と、さも地震がありがたかったかのように言い放つ井戸知事の姿勢には、被災者に寄り添って、被害の実情や被災者の要望を土台に、支援する姿勢が欠けていると言わざるをえません。


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)




写真:杉本防災監(左)に迫る、杉本ちさと、きだ結、いそみ恵子、宮田しずのり各県議、金田峰生氏、ねりき恵子県議

表のデータ
兵庫県の被災者公的支援(上乗せ分)
2004年 2009年 2011年 2013年
災害 台風16号,18号,21号,23号 北西部豪雨災害 台風12号、15号 淡路地震
全壊 100万円 なし なし なし
大規模半壊 75万円 なし なし なし
半壊 50万円 25万円 なし なし
一部損壊 25万円(床上浸水、損害割合10%以上) 15万円(床上) なし なし
所得制限 所得制限あり 所得制限あり
備考 当時同じ台風被害で京都府は、
全壊300万円
大規模半壊200万円
半壊150万円
一部損壊50万円の上乗せ
「行革」による佐用の県土木事務所閉鎖などの問題点が指摘された 見舞金(災害援護金)
全壊20万円
半壊10万
円 床上浸水5万円
見舞金床上浸水5万円を一部損壊にも拡充


淡路で地震、燃油について漁協ほかと懇談

山下よしき参院議員(秘書)と堀内照文党県副委員長らは五月二日、淡路市を訪れ、先の地震被害の状況や燃油高騰による影響などについて、漁協や住民との懇談、現地調査を行いました。かまづか聡、佐藤裕子両淡路市議、松原幸作党淡路市福祉・雇用対策委員長も同行しました。

津名漁協では、四月二十六日に参院予算委員会で山下よしき参院議員が燃油高騰問題をとりあげた質問議事録も届け、実情を聞きました。応対した福岡光彦参事は、主に使用する軽油の値段が、「いま百七円/㍑。安倍さんが首相になった昨年十二月とこの五月とを比較すると十円も値上がり。この十年では二倍ではきかないぐらいあがっている。燃油の値上がりが一番こたえる」「これまで週に五~六日出ていたのを、三~四日にと休漁して対応している」と現状を訴えました。

また、オープン一週間前に先の地震で被災した、新しい荷揚げ場の復旧について、県へ対応を求めていると語りました。

地震被害の調査では、「壁が落ち、ずれている箇所がいくつもあるのに、『一部損壊』とは納得がいかない」「うちは屋根が落ちて、後の雨で畳みもダメになってしまった。これからどうするか」「瓦礫の撤去は業者に頼んだ。これから復旧も含めていくらかかるか分からんが、やらないわけにはいかない」など、被害判定への不服の声や、県が新たな対応をしているものの、現行法制度では支援対象からはずれる「一部損壊」世帯での今後の復旧・復興の困難さが口々に語られました。

正確な被害認定と、現実に生活再建が可能となるように、支援の拡充が求められています。


(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

写真:調査する(左から)かまづか、堀内、山下秘書、松原、佐藤の各氏

伊丹革新懇が結成総会

「平和、民主、革新の日本をめざす伊丹の会」(略称・伊丹革新懇)の結成総会が四月二十七日に開催され九十人が参加しました。

第一部は、若手音楽グループ「ルクアーチェ・サクソフォン・カルテッド」による華やかな演奏と木津川計氏による講演「大阪の没落―都市格と文化」が行われました。

木津川氏は「文化の質が落ちるにつれその都市の持つイメージが低下、それにつれて大きな企業もイメージダウンを恐れてどんどん離れていく。経済力そのものも低下していく」ということを具体的なデータをあげて語りました。その上で大阪が世界に誇るべき大切な文化を「金にならない」という理由だけで切り捨てていく橋下大阪市長と「維新の会」を厳しく批判しました。

参加者からは「面白かった」「時間が短く感じられた」「もっとゆっくり聞きたかった」「都市格とは文化の質と経済をも含む概念だとわかった」との感想がよせられました。

第二部では、「兵庫革新懇」の代表世話人の前哲夫氏が来賓挨拶し、「一人ひとりの人間の尊厳が何より尊重されるよう権力に対して国民の側から制約を課す、それが憲法の目的であって、九十六条を改定して権力者が憲法改定をしやすくする事は大変な間違い」と強調しました。
総会では事務局から、会則案、予算案、役員案等を提案。参加者からも数多くの活発な意見が出されました。

(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

女性後援会が「子どもの日」宣伝

「アンパンマン」特集の「赤旗日曜版」が好評


王子動物園前での宣伝

五月五日「子どもの日」、日本共産党兵庫県女性後援会が、王子動物園前、元町・大丸前、須磨・水族園前の三カ所で宣伝ラリーを行い、5・11「市田演説会」への案内と参議院選挙での党躍進を訴えました。

朝から県内の市議選の応援に行っていた金田峰生参議院選挙区候補が元町大丸前から合流。子ども連れの家族でにぎわう元町商店街と須磨水族園前で訴えました。

金田氏は「子どもの日」にちなんで、「大人の皆さんへのお願い」と「子どもたちへの三つの約束」をと、県立子ども病院移転反対の署名のお願い・「戦争」「貧困・格差」「いじめや体罰」から子どもたちを守ることを約束、だれもが希望を持てる社会を築くために全力あげると述べ、参議院選挙にむけた決意を訴えました。

王子動物園前では、松本のり子神戸市議がアベノミクスで一部の富裕層のみが恩恵をうけていることを示し、日本共産党の日本改革の提言を紹介しました。きだ結県議がこども病院移転問題・中学校給食問題で訴え。業者後援会の細谷富士子さんも訴えました。大丸前では金沢はるみ神戸市議が憲法九十六条改悪の意図を告発し、きだ県議も訴えました。水族園前では花房ふみこ神戸市議が子ども医療費の問題などで訴え、保育後援会から中川良子さんが保育園の待機児解消の問題を訴えました。

大丸神戸店前での宣伝

各地の女性後援会から四十二人が参加、こども病院移転反対の署名にとりくみ、二十人分の署名が集まりました。

王子動物園前では中高年の男性がよってきて署名に応じ、大丸前では、じっと金田候補の話を聞いていた女性がよってきて署名をしてくれたり、須磨水族園前では、子ども連れの若いお母さんが「困ります」と署名に応じてくれました。

それぞれの場所で五月五日付の赤旗日曜版の宣伝紙を無料配布。青年が「新聞ください」とよってきたり、アンパンマンの一面をみた子どもたちが喜んで持ち帰り、二十八部の宣伝紙が全部なくなりました。

大丸前では「共産党には頑張ってもらわないとこまる」と何度も金田候補に握手を求める人など、各地で激励が多数あり、参加者が励まされました。

(2013年5月12日付「兵庫民報」掲載)

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