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2013年4月14日日曜日

いまこそ憲法を守る草の根のたたかいを

日本共産党兵庫県委員会書記長 松田隆彦

憲法改悪を公約に掲げる安倍政権の誕生と改憲を露骨に主張する「日本維新の会」が第三党となったことで、「今、何とかしなければ」と心ある人々の中で憲法を守る運動の前進が望まれています。日本共産党兵庫県委員会はそうした願いにこたえて奮闘します。

国民の願いは「憲法を守れ」


民主党政権が公約違反で国民から見放されたもとで、自民党は前回から二百万票を減らしながらも小選挙区で大きく議席を伸ばし「虚構の多数」を獲得しました。この「虚構の多数」をたのみに「まず九十六条改正で改憲のハードルを下げる」と「外堀」を埋めてから「本丸」の九条改憲を狙う動きが強まっています。しかし、この総選挙結果は「国民多数が憲法九条改悪を望んだ」ということではありません。総選挙直後の毎日新聞調査でも、「憲法九条の改正」については賛成が三六%、反対が五二%という結果でした。最近では安倍政権の改憲の動きを危惧し、かつて自民党元幹事長たちが「九条には手をつけるなと言いたい」(加藤紘一氏「毎日新聞」)「平和憲法は堅持すべきだ」(古賀誠氏「西日本新聞」)との発言も出てています。

草の根の力発揮し、世論で圧倒


改憲派の動きを押さえるために必要なことは何でしょうか? 何よりも全国七千五百に広がった「九条の会」をはじめとした草の根の運動で、思想・信条・党派の違いを超えて「憲法守れ」の世論と行動を巻き起こし、改憲派を圧倒する世論形成に全力を尽くすことです。兵庫県内でも、これまで結成された二百三十七の「九条の会」や憲法共同センター、各地の革新懇が憲法九条を守る宣伝や対話、学習会、署名活動など多彩に活動を広げています。安倍政権登場で、暫く休会状態だった各地の「九条の会」も再開される動きが生まれています。兵庫民報紙上でも各地の「九条の会」の行事予定を紹介してきました。五月三日には神戸憲法集会をはじめ各地で集会がとりくまれます。

日本共産党兵庫県委員会もこうした市民のみなさんとの共同をいっそう強め、思想信条の違いを超えて、保守・無党派の人々も結集し「憲法守れ」の声を国民の圧倒的多数に高めるために奮闘したいと考えています。

参院選挙勝利で改憲勢力に痛打を


五年前に「任期中の憲法改正をめざしたい」と豪語した安倍首相は、貧困と格差の広がりへの国民の怒りとも相まって〇七年参院選で惨敗し政権から退場しました。現在、日本共産党との間で政策協定を結び、それを基礎に国政選挙での共同する条件――政策的一致と共同の意志を持った政党はありません。しかし、とりわけ政党への支持率がそのまま議席に反映し、死票が極めて少ない参院比例選挙で、護憲を掲げる政党がそれぞれ全力を尽くして議席を増やす、そして選挙後の国会で一致点での協力を積極的に追求する。一方で、思想・信条・政党支持の違いを超え、草の根から改憲勢力を包囲する国民多数の世論と共同をいっそう発展させる。このことで改憲勢力に痛打を与えることは可能です。

日本共産党はこの夏の参院選挙で、比例五議席を絶対確保で紙智子、小池晃、井上さとし、山下よしき、仁比そうへいの五氏の勝利と、兵庫選挙区では金田峰生国会議員団兵庫事務所長の勝利をかちとり、憲法を守る運動でも共同をさらに発展させるためにがんばる決意です。


(2013年4月14日付「兵庫民報」掲載)

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