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2013年4月14日日曜日

尼崎社保協が生活保護テーマに公開講座

受給者の慎ましい生活明らかに



尼崎社会保障推進協議会は四月六日、尼崎市立女性センターで、生活保護問題の公開講座を開きました。

尼崎医療生協からは、生活保護受給患者約九百人から無作為に選んだ二十八人に聞き取りで行った実態調査の結果が報告されました。

▽受給開始年齢は五十代が多い。きっかけは疾病が多い。医療費負担が大きいことや、疾病から失業にいたっての申請もある。女性の場合、世帯主の行方不明がきっかけとなる場合もあった。六十歳以上の単身世帯が多く、女性は母子世帯が多い。

▽食費については食事回数を減らしてる人が四割。被服・履物は七割がここ数年買っていない。交際費は八割の人が「ない」と回答。年配になるほど、冠婚葬祭、地域行事参加を減らしている。

▽生活保護担当者の訪問は半年に一回以下が半分。相談できず孤立している世帯の存在が推測される。

▽生活保護を受けてよかったことは「生活ができていること」「ひとなみに暮らせること」。「病院にかかれるのがうれしい」という声もある。

▽受けて悪かったこととして「偏見」をあげる人が多かった。特に若い世代は「周りには受けているとは言えない」という。

また、全大阪生活と健康を守る会の大口耕吉郎事務局長が「生活保護をめぐって何が起こっているか」と題して講演しました。

(2013年4月14日付「兵庫民報」掲載)

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