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2013年4月28日日曜日

観感楽学

多くの運動団体が総会を開く季節である。今月初め障全協(障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会)の総会と厚労省交渉に参加した▼政権が変わっても自・公・民三党合意による「社会保障・税一体改革」で障害者施策がますます後退させられることへの怒りが全国の仲間から噴出した▼厚労省交渉では、「三党合意による」とか「消費税引き上げが前提」との言葉がどの場面でも聞かれた▼一方、「ストップ・ザ応益負担兵庫の会」が、内閣府障害者政策委員会委員長代理の藤井克徳氏を招いて「障害者総合支援法」の学習会を尼崎で開いた▼障害者政策の水準を考えるにあたって①障害のない市民との比較②先進国との比較③二~三十年前との比較④障害当事者のニーズとの比較―など障害者がおかれている現状から「障害者権利条約」を実行するための課題など大局的な示唆が示された▼数日後、重度障害者の作業所に就職したばかりの若い職員と話をする機会があった。「大変楽しい毎日だが、まだ障害者問題についての知識がないので藤井さんの話は難しかった」とのこと。現場で実体験を積む中で社会の矛盾に気づき障害者運動の担い手にと期待している。(N)

(2013年4月28日付「兵庫民報」掲載)

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