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2013年3月10日日曜日

借り上げ住宅協議会決起集会

継続入居かちとろう



借り上げ復興県営住宅・同市営住宅の入居者らでつくる「借り上げ住宅協議会」は二月二十八日、神戸・三宮の神戸市勤労会館で「総決起集会」を開き、百五十人が参加しました。

運営委員の段野太一さんは、入居者に退去をせまる冷酷な態度の背景に、公営住宅の削減計画があると指摘しました。昨年七月の入居者代表と大臣との面談など、世論と運動のひろがりを紹介。「支えあって生活している高齢者、障害者だけでは孤立し、深刻な事態になる」と希望者全員の継続入居の必要性を強調しました。

吉田維一弁護士は、自由法曹団兵庫県支部として、二つの意見書を提出してきたことを紹介。公営住宅法に照らせば入居者の退去はゆるされないと指摘しました。建物所有者への返還を理由に退去を求めてきたのに、例外を認めざるをえなくなり、突破口ができたと強調しました。

神戸市内の東灘、灘、中央、兵庫、長田の各区、西宮市の入居者が継続入居を訴えました。盲導犬といっしょに参加した東灘区の車谷美枝子さんは「震災後、やっと入居でき、時間もかかって地理もおぼえたのに。不安でなりません。みなさんと一緒に運動していきたい」と訴えました。

灘区の根津良一さんは、入居時に説明のないまま、再開発で市に協力してきた入居者を追い出そうとする市の理不尽さを指摘。長田区の表玲子さんは、震災後の無理が重なり病気や手術など病院通いとなっているくらしぶりを紹介し、「隣人に支えられ生活しているのに絆などお構いなしに出て行けとは。怒りを通りこして情けない」と話しました。

「西宮UR借り上げ市営住宅連絡会」代表の松田康雄さんは、要介護者や障害者に限定して退去期限を五年延長する西宮市の方針にふれ、「内容は不満だが、突破口としていきたい」と訴えました。

集会では、大前まさひろさんが、神戸市中央区の連絡会を三月に結成することを紹介。日本共産党兵庫県委員会の堀内照文副委員長、党神戸市議団の松本のり子団長があいさつをしました。

(2013年3月10日付「兵庫民報」掲載)

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