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2013年3月17日日曜日

「国際女性デー」―神戸・西宮・姫路で集会

女性の地位 異常に低い日本


三月八日は百三年目の国際女性デーとして、世界の女性たちが生活向上・男女平等・平和のためにたちあがる日です。国連では一九七七年にこの日を「国連デー」として、「男女平等のために、女性たちの社会参加と社会変革を求める幾世紀にもわたるたたかいに根ざした」日と位置づけました。

この日、県下でも「三・八国際女性デー兵庫県集会」と「第三十九回国際女性デー西宮集会」が開かれ、十日には「」集会が開かれました。

兵庫県集会は神戸市勤労会館で開かれ百二十五人が参加。新婦人尼崎支部あかね班による「オカリナ演奏とマジックショー」のあと竹信三恵子氏(ジャーナリスト、和光大学教授)による記念講演が行われました。

竹信氏は、国連指標によると経済や政治分野での男女平等度がGEM(ジェンダー・エンパワーメント指標)で百九カ国中五十七位、GGI(ジェンダー・ギャップ指標)では百三十四カ国中百一位で先進資本主義国の中ではもっとも低いことを紹介。日本の労働者の賃金が低いのも女性の低賃金を放置してきた結果だと指摘。経済発展をしたのに女性の地位が向上しない「異常国家」であることを数々の資料をしめして紹介し、IMF、OECD、ILOが相次いで日本政府に女性活用の勧告をだしていることを紹介しました。

しかし、アベノミクスの「女性活用」は決して女性の地位向上につながるものではなく、規制緩和で労働条件全体を引き下げるもので、危険であり、女性のまともな「活用」のためには実態の情報公開とともに、均等法の改正や女性議員のクォーター制の導入・男女ともの労働時間規制・社員にとっての柔軟な労働時間と均等待遇などの制度づくりやまともな保育所の増設への予算のくみかえなどが必要であることを竹信氏は解明しました。

その後、運動交流では毎週金曜日の「原発なくせ関電神戸支店前抗議」のとりくみ(ゼロこねっと)、「高校学区拡大の反対」のとりくみ(西宮)、「県立こども病院移転反対」のとりくみ(同連絡会)などが報告されました。

西宮市役所東館で開かれた西宮集会は五十二人の参加。「空の旅は安全ですか―利益優先の会社に抗して」と題してJAL不当解雇撤回裁判原告団の神瀬麻里子氏が記念講演しました。オープニングには「さくらんぼ合唱団」「女性コーラス」の演奏がありました。

姫路市民会館で開かれた「国際女性デー in 姫路」は全教・民商・医生協・新婦人による活動交流と「アンダンテ―稲の旋律」の映画鑑賞をおこない三十七人の女性たちがつどいました。

(2013年3月17日付「兵庫民報」掲載)

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