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2013年3月24日日曜日

カンキン行動有志が「3・11神戸からの祈り」

100人の1歩を大事に


三月十一日、「3・11神戸からの祈り」が、毎週金曜日に関電神戸支店前に集まる有志によりとりくまれました。

第一部として、午後五時から三宮のマルイ前で避難者からの訴えや、被災地ボランティアの報告、鎮魂の詩の朗読、震災復興支援の歌「花は咲く」の合唱などでアピールしました。

被災地へのメッセージも集めました。

年配の男性が「阪神・淡路大震災の時に自分もおにぎりを作ったりした。物資が来るまで時間がかかったから大変だった。みんなが出来ることをするのは当たり前のこと」と呼びかけに応えてくれたり、大学生が「自分も被災地に友達がいたから行ってきた」と話しながらメッセージを書くなど、短時間で約七十枚ものメッセージが集まりました。



神戸市勤労会館での第二部では、▽福島スマイルプロジェクトとして脱原発の運動にとりくんでいる遠藤雄氏とのSkype(テレビ電話)交流▽福島と宮崎をつなぎ子どもたちの保養キャンプやボランティア派遣などにとりくんでいる小玉直也氏の報告▽福島から兵庫県に避難してきた画家の渡辺智教氏による報告▽ドキュメンタリー作品『禁じられた大地福島』の上映―が行われ約百人が参加しました。

遠藤氏とのスカイプ交流では、同時間に福島県でとりくんでいたキャンドルアピールを中継し、神戸の街頭で集めたメッセージと、福島の街頭で集めたメッセージをそれぞれ読み上げました。

小玉氏は講演の中で福島の女性にSkypeでインタビュー。「お母さん同士ではどんなことを話しますか?」との質問に対し、「家族が東電で働いている人もいて、自分のように食べ物に気をつけたり、子どもを保養キャンプに連れて行っているのは神経質だと思われる状況があり、なかなか話せない。保養キャンプで知り合った人と相談したりしている」と複雑な実態が語られました。

また、小玉氏は除染がなかなか進まない実態や子どもたちの様子などを写真を交えながらリアルに報告しました。

講演中、会場から「写真などを見て悲惨な実態があるのは分かったけど、結局私には何ができるんでしょうか」という“直球”の質問も飛び出しました。それに対し小玉氏は「大事なのは周りの人たちに働きかけて新しい一歩を踏み出す人を増やすこと。その一歩を踏み出すやり方は人それぞれあるから、どうやって踏み出すかは自分で考えること。そして一人の百歩よりも百人の一歩が大事だ」と答えました。

画家の渡辺氏は、第一部のライブペイントで描いた作品を紹介しながら「原発については、ならぬものはならぬと言い続けないといけません。そのやり方はそれぞれあっていいと思います。それぞれのやり方で頑張りましょう」と大飯原発再稼働に対する怒りと抗議の意思を語りました。

(2013年3月24日付「兵庫民報」掲載)

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