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2013年2月24日日曜日

観感楽学

兵庫県における二〇一二年度末の障害手帳所持者はこの十年間で一・三倍になり、障害児の数も増え続けている。そのため県内では障害児学校の新設、移転、統廃合が進んでいる▼西播磨地域では県立姫路特別支援学校の超過密化解消のため、関係者の運動で姫路西部に特別支援学校が新設される。しかし現在の学校との校区割りが明らかでなく、関係者の不安は消えていない▼神戸市では垂水養護学校(肢体不自由児学校)と青陽西養護学校(知的障害児学校)の統合で知・肢障害併置養護学校が西神南駅から一・五kmも離れた西区井吹台西町に新設と発表され、通学の不便さが危惧されている▼東灘区にある重度肢体障害児が通う市立友生養護学校も兵庫区に移転して「知肢併置」に。通学時間が大幅に長くなり児童・生徒の体力に影響がないのか▼西宮市内に建っている尼崎養護学校は三十年前からの運動でようやく市内移転が決まったが、市内中心部で十分な施設・設備を求める親や関係者の願いがどこまで保障されるかは未だ明らかでない▼このように障害児の教育権は本当に守られているのか。親や関係者の声を聞き、願いに応える障害児教育を強く求める。(N)

(2013年2月24日付「兵庫民報」掲載)

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