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2013年2月10日日曜日

観感楽学

県立こども病院…産科と新生児科を含む高度な周産期医療を担う県下唯一の総合周産期母子医療センターで、母子医療の最後の砦▼県は、老朽化による建て替えを理由に須磨区の高台からポートアイランドへの移転計画を突然発表し、今年にも工事着工を狙っている。南海地震が迫る今、液状化でライフラインが途絶えたり、アクセスできなくなるおそれの大きい場所になぜ移転?▼「子どもが一歳の時ピーナッツを誤嚥。夜間の緊急手術はこども病院しか出来ず、助かった。誤嚥は死に至ることも。混雑する道路を通ってポーアイに行くのは不安」(垂水・三児のママ)、「心臓の検査でこども病院に通院中。なぜ東に病院を集中させるの?具合が悪い幼児を連れてポートライナーに乗るのは大変」(垂水・二児のママ)、「地震時にアクセスできなくなり、病児たちが取り残されるなんて恐怖」(灘・三児のママ)など、計画中止を求める声が寄せられている▼昨年九月、「県立こども病院のポーアイ移転を撤回させ、周産期医療の拡充を求める会」が結成され、署名がとりくまれている。子どもの命を最優先する兵庫へ、知事選に向けても世論を大きく盛り上げていきたい。 (O)

(2013年2月10日付「兵庫民報」掲載)

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