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2013年1月1日火曜日

国民とともに日本の前途ひらく年:金田峰生

参院選必勝への決意をかためる金田峰生氏(「千円札」の左後ろ(右は堀内照文氏))


日本共産党参院兵庫選挙区予定候補 金田峰生

衆議院選挙でのご支援、本当にありがとうございました。

選挙公示までの取り組みで政策の違いが鮮明になったこと、「経済提言」での懇談会、原発問題やTPP問題、県立こども病院などでの共同の取り組みが広がり、一部で具体的な選挙協力も得られたこと、そして公示後、徐々に反応が強まり、最終日まで激励などが続いたことなど、いくつか好条件がありましたが、議席に結び付けられず、悔しい思いをしています。多くのみなさんのお力添えとご期待に十分応えることができず、申し訳ない思いでいっぱいです。

ただ、多党乱立とマスコミのあからさまな妨害にもかかわらず、多くの国民が真剣に考え、悩み、選び取ろうと模索していることは希望ある点だと感じています。確かに戦後最低の投票率でしたが、私はラッシュアワーの電車や商店街の人通りの中で、特に若い人たちが「投票に行かないとダメ」と言っている光景にしばしば遭遇しました。白票でも投票権を行使しようとする姿勢は重要です。そして選挙中にいただいた激励も熱い期待がこもったもので、うれしくもあり、責任も感じました。

「二大政党制と政権選択」も「第三極」も成功せず


自民党と民主党を合わせた得票率が前回の六九・一%から今回は四三・六%に減っています。もちろん民主党が激減したのですが、自民党も前回から〇・九㌽増やしただけです。「二大政党制と政権選択」という大掛かりな日本共産党締め出し戦略が崩れています。

そして、次に持ち出された「第三極」も、維新の会は当初の勢いを失い、選挙最終盤には橋下氏が地元候補のテコ入れで、大阪から出られない状況になっていました。民主主義を守るたたかいと国民世論によって包囲されたと言って良いと思うのです。

80〜90年代の反動攻勢期も筋をつらぬき躍進


私が日本共産党に入党した八〇年代半ばは、中曽根内閣が現れて、アメリカのレーガン大統領と「ロン・ヤス」と呼び合い、「日本を不沈空母にする」とか「日米運命共同体」などと発言、「戦後政治の総決算」を掲げ「日本型ファシズム」への道を強硬に進めようとしました。

日本共産党以外の野党がなだれを打って自民党にすりより、マスコミの右傾化も顕著になりました。日本共産党はこの時期を「戦後第二の反動攻勢期」と規定しました。

私は正直、「えらい時に入党したな」と覚悟したのですが、八六年の衆参同時選挙では自民党が単独で三百議席を獲得、日本共産党が地歩を維持。大勝した自民党はしかしその後、竹下、宇野、海部と短命内閣が続き、七年後には細川内閣によって自民党は野党に転落しました。あの時もマスコミのあおり方が異常でした。テレビ朝日の椿報道局長(当時)が偏向報道を指示する「椿事件」まで起こしました

「非自民・反共産」内閣は細川氏と羽田氏の十カ月で終わりました。細川内閣は八カ月余で政権を投げ出し、わずか二カ月の羽田内閣を経て自民党が社会党と組んで政権に「復活」しましたが、日本共産党はどんな場面でも筋をつらぬき、頑張りぬいて、九九年に躍進しました。

どんどん早まる歴史の展開


この一連の流れを振り返ると、今日の日本共産党封じ込め作戦は規模も大きく、複雑で高度な戦術にみえますが、「有効期限」が短くなっている、つまり、歴史の展開がどんどん早くなっているといえます。

今回の自民・公明の大勝はわが党だけでなくマスコミですら、「支持された訳ではない」「自民が強いのではない」と指摘しています。

今後、具体的な課題で国民の運動は強まるでしょうし、自民党政治と国民との矛盾も広がるでしょう。国民の探求の深まり、何より国民の平和への願いの強さは、安倍・自民党や維新の会の弱点です。小選挙区制の弊害、「政権選択という選択基準でいいのか」など、民主主義の基本に関わる問題もわかりやすくなっています。

野田氏ではありませんが、「近いうちにさらに政治は動く」でしょうし、それはより鮮明に「自民党型政治」と日本共産党の綱領路線との対決であることを示すでしょう。

十二月十七日の朝、選挙翌日の挨拶と阪神・淡路大震災月命日の定例宣伝を終えた帰りの宣伝カーから街を眺めながら、「ああ、革命の流れというのはこういうものか。こうして革命は始まり、進むものなのだろう」と実感しました。

教訓いかし参議院選挙必勝へ


ことし二〇一三年七月には参議院選挙が行われます。比例代表では小池晃さん、紙智子議員、井上さとし議員、仁比そうへいさん、そして山下よしき議員の五人を通さなければなりません。相当な努力が必要です。もちろん、選挙区では自民と対決できる兵庫の議席も奪還したい。今回の衆議院選挙から教訓と課題をしっかり引き出し、必勝の構えでたたかいたいと思います。ぜひ立場の違いを超えたご支援をお願いします。



写真:参院選必勝の決意をかためる金田峰生氏(「千円札」の左後ろ(右は堀内照文氏))
(2013年1月6日付「兵庫民報」掲載)

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