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2013年1月27日日曜日

金田峰生「ファイト」(1)

「世間よし」


今の大企業のご先祖様たちは、「三方よし」を教えにしていたそうです。「お店よし、お客よし、世間よし」で初めて商売がうまくいくという教えですが、子孫の皆さんは忘れているのではないでしょうか。

内部留保を増やし続け、役員報酬や株主配当は高額を維持する一方で残業代を払わなかったり大量の人減らしをしたり。「会社が儲かればそれでよし」では、いずれわが身も立ち行かなくなります。

今年初めてみた夢は、私が県知事で、職員に「現在の賃金五%カットをやめて元に戻すかわりに、ぜひカッターシャツは播州織を、靴は長田の製品を、名刺入れは姫革を、鞄は豊岡物を、何よりもそれぞれ住んでいる地域の店で買い物を」と新年の挨拶をしていました。

デフレ不況脱却には国民所得を増やし内需を拡大することが一番効果ある対策です。公共団体こそ「世間よし」をリードし、民間に胸を張って「雇用を増やせ」「賃下げはだめだ」と指導するべきだと思うのですが、いかがでしょう。

(国会議員団兵庫事務所長)(第2、第4週掲載)
(2013年1月27日付「兵庫民報」掲載)

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