Web版の発行はしばらく休止します

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2012年11月11日日曜日

とりくみ広がる「神戸ふれあいチャリティ2012」

被災地から被災地へ・原発ゼロの世界へ

地域の人びととともに



日本民主青年同盟の班会議から始まった東日本被災地支援イベントの企画が様々な人びとの参加を得て、大きく広がろうとしています。「被災地から被災地へ」「原発ゼロの世界へ」を副題に十二月九日、神戸市中央区のみなとのもり公園で開催される「神戸ふれあいチャリティ2012」がそのイベントです。

民青同盟では東北ボランティアツアーなどをおこなってきました。ボランティアに参加した大前 雅裕さんは、東日本被災地支援に何かしたいと、リハーサルスタジオを経営している平松脩さんに呼びかけ、「地域の人たちともいっしょにできたら面白そう」と、地区委員会のメンバーと毎週の関西電力神戸支店前での「原発なくせ」金曜行動で知り合った人たちに、「こんなイベントやるんだけど、いっしょにどう?」と呼びかけると、様々な人が応じてくれました。八月末に実行委員会を結成しました。以来、週一回集まるとともに、メーリングリストで日々情報交換しています。実行委員は二十人を越えました。

実行委員会で出て来たアイデアは次々とやってみました。被災地自治体の福島県浪江町・飯舘村・双葉町や、マスコミ・FMわいわい、ラジオ関西からも後援を得ました。

ロックバンドFRYING DUTCHMANからもメッセージが寄せられています。

実行委員会では千人規模で成功させ、ドリンク・フード売り上げなどイベント収益を募金として被災地に届けようと、準備や参加呼びかけのとりくみを強めています。

実行委員の(左から)竹田雅洋、有本花野子、平松脩、田中友加里、中谷太一のみなさん

フライヤーとポスターを作成した中谷太一さん(デザイナー)


「阪神・淡路大震災の時は小学校五年生。仲の良かった友達も死に、悲しかった時、遊んでくれた大学生ボランティアの温かさ、そんなことをこの絵を描きながら思い出しました。フライヤー(ちらし)を見た人が、震災や原発のことを考えてくれたらいいなと思います」



ひろばにカレーの屋台と発電体験コーナーをひらく堀江斉さん(西元町でカレー店経営)


「関電前で竹田さんに誘われたんですが、楽しいことをやって、震災や原発に興味をもってもらえたらと思います。自転車発電を体験してみると電気のありがたさが分かりますよ」










ステージ

ライブ:宮城愛さん
徳島県神山町在住のシンガーソングライター。家族とともに薪を使う、自然に根付いた生活をいとなみ、人と地球、すべてに感謝し、愛をもって今日を歌います。
神戸の高校生バンドも出演。

トークライブ:1月4日に福島青年大集会を開いた実行委員会からyouさんが来神し、「フクシマのいま」を語ります。

ひろば

岩手県宮古市からのご当地グルメ
塩こうじ焼きそば
東北物産展
発電体験コーナー
フリーマーケット……など。

当日は入場無料ですが、成功協力券(500円)を現在、大いに普及中!

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

3区:おおすぎ鉄夫

「赤旗」号外で対話すすめて

・・・衆・院・小・選・挙・区・候・補・か・け・あ・る・き・・・

(神戸市須磨区・垂水区)





私は、この間、党の改革ビジョンをズバリ紹介している「赤旗」十一・十二月号外を使って、訪問・対話を行い、「集い」・小集会で訴えています。

先月二十日の落合支部の「集い」でこれを初めて紹介。「即時原発ゼロ」という党の政策に共感された女性が後日入党されました。小集会でも改革ビジョンをお話しするときに非常に役に立っています。また、三日には、西垂水支部の支部長さんと後援会ニュース読者の方を中心に、九日の志位演説会のご案内に、この号外をもって訪問・対話活動に取り組みました。対話が弾み、「民主党はメチャクチャ」「消費税増税なんてとんでもない」「共産党がんばって」の声が寄せられ、二人の方に「赤旗」日曜版を読んでもらうことになりました。

「赤旗」号外を使えば、いま焦点の原発問題、消費税増税問題、外交問題、領土問題のどこからでも対話がすすみます。これをお供に、広く活用し、九日の志位演説会成功へ、宣伝、対話と党勢拡大へ全力を尽くします。



(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

8区:庄本えつこ

子どもたちに希望ある未来を

・・・衆・院・小・選・挙・区・候・補・か・け・あ・る・き・・・

(尼崎市)


十一月三日、尼崎の六地区の「子どもまつり」に参加しました。毎年、地域の保育園、保護者などでつくる実行委員会の主催で行われているお祭りです。保育園の子どもたちからプロまでが出演するステージ、手づくりの遊びコーナー、食べ物・バザーもあります。

木工細工コーナーで真剣に釘を打つ子どもたち、ステージと一体に体を動かしている子どもたちなど楽しんでいるのを見ているだけで幸せな気持ちになります。と同時に、この子たちの未来を希望あるものにするのは大人の責任だと身の引き締まる思いもしました。

四日の午後、横井久美子さんの「トーク&ライブ」がありました。横井さんとは私が学生時代からの長いおつきあい。働く人や子育て応援、平和、原発ノー、人生の機微など横井さんの歌にどれだけの人が励まされたことでしょうか。トークコーナーで久しぶりにおしゃべりしました。「選挙に勝たせたい」と応援のメッセージに、感謝。楽しいひと時でした。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

こども病院連絡会が知事請願署名一次分提出

ポーアイ移転へ強弁繰り返す県


県側に署名を提出・懇談するこども病院連絡会の池内氏(右から三人目)ら

県立こども病院のポートアイランド移転を撤回させ、周産期医療の拡充を求める会(略称・こども病院連絡会)は十月二十九日、知事あて請願署名第一次分・三万一千五百六十六人分を兵庫県に提出し、「会」呼びかけ人の池内春樹県保険医協会理事長らが県当局と懇談しました。日本共産党県議団の宮田静則県議、杉本ちさと県議、喜田結県議も同席しました。

この懇談で、県民の声を聞くのでなく、ポートアイランド移転を強行しようとする県の異常な態度が鮮明になりました。

「会」側からの「なぜポートアイランド移転なのか」「現地建て替えは可能ではないか」の質問に、県側は、今後四十年を考えると小児医療専門から総合病院の連携が必要、現地で「求められる医療の面積を確保できない」「多少のリスクはあるが津波も国のシミュレーションでも大丈夫」と主張。山下芳生参議院議員の国会質問を見たと言いつつ、「政府は一般論を言っている」「国から何も聞いてない」と答えました。

阪神・淡路大震災で神戸市立中央市民病院が使えなかったとの指摘にも県側は、「病院は使おうと思えば使えたと聞いている」「大橋も通れた」と主張。「使えなかったし、山下議員が引用した当時の病院長の忸怩たる思いに答えるべき」との批判にも耳を貸しませんでした。

さらに、「病院は津波で残っても人工島やトンネルも浸水や液状化でどうなるかわからないではないか、対策はあるのか」との指摘にも、県は「それは神戸市のすること」「県として再度見直しはするが根本的に変える必要ない」と強弁しました。

「会」の「現在県内で一カ所であり、もっと増やすべき総合周産期センターに神戸中央市民病院も名のりをあげており、その二つが隣接することは不合理ではないか」「隣接しなくても連携は可能では」の質問に対しても、県は「それぞれ性格が違う、連携することで助けられる」と主張。

そればかりか、県側は「市民病院の小児医療充実を求めて運動してもできてないでしょう。だから県がしている」と公的医療が充実出来なかった責任を運動団体に転嫁する態度には、「会」側から「暴論だ」と強い批判の声が起こりました。

医療産業都市のバイオハザード問題でも、県側は「医師会は大きな勘違いをしている」と回答。池内理事長が「大腸菌でも感染すれば重大なことになる」と批判しました。県側は、今年度中に設計を完了し来年度に着工することも表明しました。


同会は、十一月二十四日に開くシンポジウムを節に、移転撤回へ署名などの運動をさらに強めることにしており、十一月十八日には十二時から神戸大丸前で宣伝をすることにしています。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

憲法が輝く県政へ(21)

「電力足りた」を認めない知事

日本共産党兵庫県議団事務局長 児玉憲生

今年の夏の節電対策の実際の数字が十月に明らかになりました。

結果は、最大需要「二千六百八十二万kW」よりも、ピーク時供給力「二千七百九十一万kW(大飯原発分二百三十六万kWを除く)」の方が大きく、電力に十分余裕があり、大飯原発がなくても、電力が足りたことがデータでも裏付けられました。

関西広域連合のエネルギー検討会でも、「大飯原発なし・今夏需要実績では、計画停電のレベルに至る状況ではなかった」と結論づけています。

「大飯原発の再稼働がなければ、計画停電になる」と、国民を脅した国や関西電力、そして、再稼働を容認した井戸敏三兵庫県知事にとって、自らの判断がどうだったのか、反省すべき現実をつきつけられました。

しかし、井戸知事は、「今年の夏、(電力)需給に余裕ができたのは、昨年を上回る節電や供給がうまくいったため、結果的にそうなった」、「大飯原発の再稼働がなく、供給力が当初の想定のままだったら、十九日間の計画停電に陥っていた」(十月二日、杉本ちさと県議の一般質問への答弁)と述べました。

今回電力が供給できたのは「たまたま」で、五月当初に想定した供給力では、足らなかった、定着した節電ではないかもしれないという「言い訳」です。

当初の想定自体、「需要が大きすぎ、供給力が小さすぎる」と指摘され、原発再稼働のための計算ではないかと批判されていました。そして、今回のリアルな数字の実績に対しても、「当初の想定では、こうだった」という言い訳は、原発再稼働に道を開いた自身の姿勢の正当化にすぎません。

井戸知事には、「関電の当初想定が大きくちがっており、再稼働したのは間違いだった」という反省は全くありません。

そして、「原発ゼロ」に対しても、「ゼロシナリオでは、一カ月あたり二~三千円の電力値上げが試算」「議論がつくされていない」と、背を向ける姿勢です。

国民や県民の思いとは、あまりにもかけ離れた姿勢です。知事は記者会見で、「原発をやめると電気代が上がり企業が海外にいってしまう」「経済界は国民ではないという扱いはおかしい」と、経済界の思いを代弁しています。県民からの一票で選ばれた知事の発言とは思えません。いったいどちらの代表なのでしょうか。

自然・再生エネルギーの普及でも目玉は企業まかせ


いま注目されている「自然・再生エネルギー」の普及・促進でも、兵庫県のやり方には疑問があります。

県が力を入れている「あわじ環境未来島構想」は、「特区の恩恵はあまり見えない。特区はだれのものかと危機感を募らせる」(十月二十六日付「神戸新聞」)と報道され、「大企業のいいとこ取りになる」という地元住民の声が紹介されているように、地域経済や、県民にとってどのような効果があるのか、疑問視されています。

この構想の一環であるメガワットソーラー事業(淡路市)は、国の交付金をつかった県の「環境保全基金」から四億六千万円がつぎこまれますが、受注しているのはNTTファシリティーズと三洋電機です。

目玉となる事業が大企業だのみで、地域振興に役立たないのは、パナソニックなどの企業立地でも共通する問題ですが、自然・再生エネルギーの事業も、反省なく同じ手法では困ります。

一方で、住宅用の太陽光パネル補助については、まだまだ要望が強いのにもかかわらず、予算を使い切ったからと九月末で受付を締め切ってしまいました(約二千四百件ほどの補助実績)。

環境保全基金の使い道を含め、より県民むけの事業に活用することが求められているのではないでしょうか。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

西宮UR借上げ市営住宅連絡会が副市長らと交渉



住み続けられるよう国に支援求めよ




西宮UR借上げ市営住宅連絡会が十一月二日、結成後初めて市と交渉しました。入居者四十人が参加し、本井敏雄副市長らに、URとの契約期間満了後も市営住宅として住み続けられるよう、市の方針転換を求めました。

入居時に市が発行した入居承諾書に期限は書かれておらず、事前通知を定める公営住宅法に違反しているとの「会」側の指摘に副市長は、不備を認め、また、転居への肉体的・精神的苦痛も認めながら、市財政の「事情」を理由に「転居をお願いするしかない」との答弁を繰り返しました。また、すでに始めている移転募集で「グループ移転」が実際には二世帯だけの「ワンペア」であった不備も認めました。

「会」側は、URからの借上げ延長や買い上げなどができるよう、国に支援を求めるよう要求し、副市長は国との交渉を約束しました。

入居者からは「市長、局長には一度、借上げ住宅に来てほしい。高齢者や障害者の転居はとても無理だと、一目で分かる」との訴えもありました。


(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

神戸大学教員と懇談―日本共産党兵庫県委員会

「原発即時ゼロ」提言は歓迎


日本共産党県委員会は、原発問題で運動をひろげている神戸大学教員と「『原発即時ゼロ』提言」をもとに懇談し、十一月九日の志位演説会への参加をよびかけています。
十月三十一日、塚原東吾国際文化学部研究科教授と門屋史明県常任委員、上園隆青年学生部員が懇談しました。

はじめに「即時原発ゼロ提言」について塚原教授は、「即時ゼロは歓迎する」としたうえで、復興については、ナオミ・クライン氏が提唱する「災害資本主義」などの社会科学的な概念をあげつつ、「日本のポスト3・11にも、その危険性がある」と指摘。「復興」の名のもとにあまりに無残な空港をつくってしまった神戸がそうであったように、いわゆる「用途外使用」とは、単なる偶然や局所的な腐敗によって起こっているのではなく、「資本」のもつ必然的で本質的な矛盾に由来すること(つまり、「災害資本主義」、もしくは「惨事利用型資本主義」)であり、市民・民主勢力は、このような資本の本質に対して、監視の目を一層強めなければいけないと述べました。

門屋氏が、総選挙で日本共産党が議席倍増を目指していることを説明し、演説会の案内をすると、塚原教授は「共産党もせめて倍増くらいは必要だと考えられます。ただもっとも必要なのは、極端な国家主義やローカルな保守主義の跋扈とマスコミの扇動に対して、分断と内紛を繰り返してきた左派・民主勢力が大同団結し、いまや死に体にも等しいのですが、それでも民主党政権を左から支えることだと考えます。演説会には行けないけど、お互い頑張りましょう」と民主党への評価の違いは示しつつ、日本共産党を激励しました。
小笠原准教授(右)と懇談する門屋氏(左)
十一月一日には、小笠原博毅国際文化学部研究科准教授と懇談しました。

小笠原准教授は3・11以降、学生たちといっしょに復興支援や脱原発のデモにとりくみ、今でも関電前に学生と一緒に参加しています。

「原発即時ゼロ提言」について小笠原准教授は「『原発ゼロ』をめざす指針となる」としながら、「ガレキ問題や原発依存自治体への雇用確保など優先順位をあげて、具体例などもふまえて示してほしい」と感想を話しました。

門屋氏が志位演説会の参加とあわせて、「近々、この提言にもとづいた懇談会を、神戸大学の学生や教員のみなさんを対象に行いたいと思っています。ぜひ参加していただけませんか?」と呼びかけると、小笠原准教授は「政治家にいいたいこともあるので参加します」とこたえました。


(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

新婦人創立50周年全県記念フェスティバルで交流

子育て世代の多様な要求に応え 多彩にひろがるとりくみ



「新日本婦人の会創立五十周年全県記念フェスティバル」が十月二十八日に開かれ、創立五十周年を祝い、とりくみが元気に交流されました。

コーラスで開会。岸本友代県本部会長が、結成時の会員が会場に四十三人参加されていることを紹介し、千六百人で結成して以来、今日にいたるまでの活動を振り返えりつつ、挨拶しました。

特別報告として、福島県から山形県へ避難している杉本恭子さんが原発事故で全てを失って、転々とする被災地の深刻な実態を報告し、何も解決していないのに原発再稼働は許せないと怒りを込めて訴え、子どもの実態や義援金などの質問にも答えました。

記念講演で笠井貴美代中央本部会長は、①要求実現団体の女性団体として、要求関心を入り口になんでもとりくみ深く考える新婦人の値打ち②平和を手放さず連帯する活動、国連NGOとしても認証されている値打ち③男女平等・ジェンダー平等へ果たす役割④この役割を果たせるのは仲間づくりをたゆまず努力する草の根の班があること―について語りました。また、革新懇で品川正治さんから「新婦人がいま踏ん張りどき」と激励されていることも紹介し、奮闘を呼びかけました。

「チーム・なないろ―出会えてよかった私と新婦人」の発表で、新婦人がいま若い世代に継承されて多彩に県下に広がっている姿が交流されました。

「チーム・なないろ」とは各地域に作られている若い世代のグループの名前で、子育ての情報交流から様々な要求を取り上げて多彩に広がっています。壁にも若い世代の一言が掲示され、加入の入り口はチラシ、友人つながり、親の紹介など、自分を認めてくれた、知りたい情報が気軽に教えてもらえる、なんでも気兼ねなく話せる、いっしょに真面目に考えられるなどの実感した魅力がいっぱい書かれています。

発言でも、▽義理の親にすすめられてリズムに行って、様々な活動に参加する中で聞きたいこと全てに答えが返ってくる、宿題小組、親の味を覚えたかった経験から料理教室を開いた体験(神戸Mさん)▽自分の母親や家族が新婦人の活動で変わっていく様を見て自分も入会した(神戸Oさん)―など、一人ぼっちの子育てからリズム小組に参加した人がいろんな活動に参加していく例や努力も報告されました。

最後には全支部が五十周年を祝うタペストリーを持って登壇。岸本県本部会長は、「いいことしている」だけでは会員は増えない、増やす努力をしてこそ増える、さらに組織を大きくしようと訴え、全員で手をつなぎ「青い空は」を合唱し決意を固めあいました。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

民青同盟兵庫県代表者会議

行動する民青が青年の希望に



日本民主青年同盟兵庫県委員会は、十一月四日、第五十三回目となる兵庫県代表者会議(上り)を神戸市内で開催しました。冒頭に、堀内照文党県副委員長が連帯のあいさつをおこないました。来るべき衆院比例近畿ブロックの予定候補者として国政をめぐる情勢と日本共産党の値打ち、衆院選での躍進への決意を語り、若い世代への期待をのべました。

午後は、はじめに力重県委員長が県委員会報告をおこないました。報告ではこれまでの兵庫県同盟の活動を振り返り「青年とともに学び、行動する民青が青年の希望になっている」と強調。第五十二回代表者会議で決めた二百十六人という拡大目標を達成することを呼びかけました。

全体討論では「友達に初めて声をかけて仲間に迎えた。初めは『誘うと変に思われるかも』と不安だったが、声をかけてよかった」(尼崎地区・地区委員)「地区委員会を再建した後、マンツーマンの班会が続くなど苦労もあり『地区作って意味あったのか』と葛藤もあったが、風営法の改正の運動でつながったレゲエ好きの青年が加盟したり、赤旗まつりでつながった青年が加盟するなど仲間を増やしてくる中で多彩な要求も出てきて活動も活性化している。今は地区を作って本当によかったと思っている」(西播地区・地区委員長)など葛藤を乗り越えながら前進を築いている経験が豊かに交流されました。

最後に第三十六回全国大会への代議員を選出しました。

会議には松田隆彦県書記長、門屋史明県青年学生部長らが参加し、各党地区委員会からも傍聴参加しました。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

民青同盟班が三田で対話宣伝


「志位演説会聞いてみたい」という学生も



民青A大Bキャンパス班は、「高い学費を値下げさせたい」と十月二十九日、JR新三田駅前でシール投票対話宣伝を行いました。地域の支部や地元市会議員らも応援にかけつけました。

シール投票にこたえてくれた学生に、「フランスは、日本円で二万一千円の登録料のみ、フィンランドはただ」と伝えると、みんなびっくりします。「世界の流れは、学費無償。しかしそれに背を向け続けてきている日本政府も、最近やっと国際人権規約の学費無償化条項の留保を撤回した。学費負担軽減のチャンスなんです。みなさんの声を国会に届けたい」と訴えると、国会請願署名やアンケートにも協力してくれました。

なかには対話もはずみ、今の政治の話になる学生もありました。「いまは『維新の会』に期待している。何かやってくれそう」という学生に、『維新の会』の強権的な本質と、「二つの異常」を正す日本共産党の綱領路線を語ると、「本当にそれが実現すればいいですね」と共感。志位演説会に「ぜひ聞いてみたい」と話していました。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

神戸憲法集会に350人

憲法いかす運動若い世代に



十一月三日「神戸憲法集会」が実行委員会の主催で神戸市西区で開かれ、三百五十人を超える参加者がありました。

津川知久代表幹事(兵庫労連議長)の開会挨拶のあと、木津川計さん(上方芸能発行人・和歌山大学客員教授)の講演と各地の「九条の会」の活動報告がおこなわれました。

木津川さんは「優しさとしての文化」と題して講演しました(写真左)。

アニメでは「鉄腕アトム」、映画では「男はつらいよ」、漫画では「サザエさん」が戦後、国民的人気を博したが、共通するのは「ヒューマニズムを根底にした優しさ」の文化であり、その対極が戦争であると述べました。

イラク戦争への自衛隊派兵の差し止め訴訟で自らが原告として陳述した内容を紹介。裁判は敗訴したが、その後「九条の会」が全国で野火のように広がったと指摘し、今こそこの活動を強めて若い世代に引き継ぐ必要があると訴えました。

休憩のあと七つの「九条の会」がそれぞれ活動報告をおこなったあと、和田進代表幹事(神戸大学教授)が閉会挨拶で、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との憲法前文を引用し、憲法をめぐる危険な情勢がすすむなか、強い気持ちで憲法九条を守りいかす運動を広げることの重要性を訴えました。

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

澤田章子文芸講演会のお誘い

日本民主主義文学会神戸支部 相沢一郎

日本民主主義文学会関西ブロック支部連絡会が神戸市で文芸講演会を開催します。

文芸評論家の澤田章子氏が「小説を書く意味」と題する講演をされます。

澤田章子氏は、樋口一葉の研究が専門で、宮本百合子、小林多喜二、原民喜など近代文学を幅広く論じた質の高い評論や分かりやすい講演により、定評のある方です。

芸術の秋にふさわしい、文学の魅力をじっくり聞いていただき、さらに小説、自分史を書いてみようかというきっかけにしていただければ幸いです。

日時 十一月十七日(土)午後二時開会

会場 シーパル須磨(国民宿舎須磨荘)=JR須磨駅東方一km、同駅午後一時発の送迎バスがあります

受講料 千円



(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)

一コマまんが

野田政権臨終国会



段 重喜

(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)