被災地から被災地へ・原発ゼロの世界へ
地域の人びととともに
日本民主青年同盟の班会議から始まった東日本被災地支援イベントの企画が様々な人びとの参加を得て、大きく広がろうとしています。「被災地から被災地へ」「原発ゼロの世界へ」を副題に十二月九日、神戸市中央区のみなとのもり公園で開催される「神戸ふれあいチャリティ2012」がそのイベントです。
民青同盟では東北ボランティアツアーなどをおこなってきました。ボランティアに参加した大前 雅裕さんは、東日本被災地支援に何かしたいと、リハーサルスタジオを経営している平松脩さんに呼びかけ、「地域の人たちともいっしょにできたら面白そう」と、地区委員会のメンバーと毎週の関西電力神戸支店前での「原発なくせ」金曜行動で知り合った人たちに、「こんなイベントやるんだけど、いっしょにどう?」と呼びかけると、様々な人が応じてくれました。八月末に実行委員会を結成しました。以来、週一回集まるとともに、メーリングリストで日々情報交換しています。実行委員は二十人を越えました。
実行委員会で出て来たアイデアは次々とやってみました。被災地自治体の福島県浪江町・飯舘村・双葉町や、マスコミ・FMわいわい、ラジオ関西からも後援を得ました。
ロックバンドFRYING DUTCHMANからもメッセージが寄せられています。
実行委員会では千人規模で成功させ、ドリンク・フード売り上げなどイベント収益を募金として被災地に届けようと、準備や参加呼びかけのとりくみを強めています。
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実行委員の(左から)竹田雅洋、有本花野子、平松脩、田中友加里、中谷太一のみなさん |
フライヤーとポスターを作成した中谷太一さん(デザイナー)
「阪神・淡路大震災の時は小学校五年生。仲の良かった友達も死に、悲しかった時、遊んでくれた大学生ボランティアの温かさ、そんなことをこの絵を描きながら思い出しました。フライヤー(ちらし)を見た人が、震災や原発のことを考えてくれたらいいなと思います」
ひろばにカレーの屋台と発電体験コーナーをひらく堀江斉さん(西元町でカレー店経営)
「関電前で竹田さんに誘われたんですが、楽しいことをやって、震災や原発に興味をもってもらえたらと思います。自転車発電を体験してみると電気のありがたさが分かりますよ」
ステージ
ライブ:宮城愛さん徳島県神山町在住のシンガーソングライター。家族とともに薪を使う、自然に根付いた生活をいとなみ、人と地球、すべてに感謝し、愛をもって今日を歌います。
神戸の高校生バンドも出演。
トークライブ:1月4日に福島青年大集会を開いた実行委員会からyouさんが来神し、「フクシマのいま」を語ります。
ひろば
岩手県宮古市からのご当地グルメ塩こうじ焼きそば
東北物産展
発電体験コーナー
フリーマーケット……など。
当日は入場無料ですが、成功協力券(500円)を現在、大いに普及中!
(2012年11月11日付「兵庫民報」掲載)