私が変わらな社会は変わらへん
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関西電力本社前で大飯原発再稼働許すなと訴える青年たち |
大飯原発再稼働直前の6月29日、首相官邸前では20万人が集まっていますが、関西電力本社前も2千2百人が結集。兵庫の青年も多数参加しました。
そのなかのTさん(関西学院大1回生)は、「今まで、私、アホは黙ってようと思っていました。国のことは賢い人が決めるもんやと思ってました。知識もない私が、原発反対、といったところで、結局現実性に欠けると思ってました。でも、待って待って、この国は民主主義のはずやんか。物事を決めるのは私やんか。私が変わらな変わらへんやんか」とよびかけ、フェイスブックで千人以上に参加を案内しています。
消費税増税にも青年学生の怒りが広がっています。
増税法案の衆院可決前後の大学門前宣伝では学生らから、「社会保障をかえせ!!」「消費税が高くなったら、おこづかいがなくなってしまうから、増税しないでほしい」「マニフェストでは、国民の暮らしを苦しめないようなことを言っていて、増税はどうなんですか?」「もっと意見を聞くべきだ」など痛烈な批判の声が寄せられています。
民青グループや青年支部働きかけ広げる
野田政権のむちゃなやり方に対して、政治的批判を強める青年学生が一気に広がるなか、「全活」の大運動「特別期間」の提起をうけ、民青グループや青年学生支部、地域や職場などでも「青年学生を迎えよう」と働きかけが広がり、この間、相次いで入党・加盟が広がっています。
民青県グループは、青年学生の大きな変化と自らの努力のなかで八つの民青地区委員会を再建してきたことを確信にしながら、「『特別期間』で47人の入党者を迎え、それを力に8月末までに99人の同盟員を迎え、各地区に学生班、高校生班、民主的医療職場班をつくろう」と18日の会議で決定。民青県委員長の力重智之さんを先頭にさっそく入党を働きかけ、これまでに5人を迎えています。
バトン受けとる
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学生と対話する(左から)中田はつ美、 長尾あきのり両三田市議 |
「消費税問題が気になる。一人暮らしであげられたら困る。でも賛成っていう友だちもいます」というMさんに、「経済提言」を紹介しながら、「志位ダイジェストDVD」を見てもらうと、「ほんまに共産党が政権をとればうまくいくのに。なんで共産党は政権とれないのかな?」というので、「共産党は、選挙で勝って政治を切りかえるためにも自力をつけることが決定的と党員を迎える大運動をしています。ぜひ入ってほしい」とよびかけました。
Mさんは少しためらいましたが、党阪神北地区常任委員の国永紀子さんが「入党は生き方の問題。自分の子どもに、『私はここまでがんばった。ここから先は、あなたらが頑張って』と堂々とバトンを渡せるようにと決意した。ぜひあなたにも」と呼びかけると「わかりました」と入党し、民青にも加盟しました。
ダンスクラブでも
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ダンスクラブを訪ね対話する竹國さん(左) |
30日には、運動をすすめているTくんとMくんに事務所に来てもらい、「志位ダイジェストDVD」を見てもらいました。レゲエが好きな二人は、原発再稼働問題でも怒っており、「29日の首相官邸前は、ミュージシャンも行っていた。ぼくらも行きたいな」「消費税増税なんて、狂ってる。ぼくたちが立ち上らないと」と話します。
民青西播地区委員長の竹國純一さんらが、「みなさんが取り組んでいる風営法の改正は共産党の穀田議員もとりあげた。ぜひ共産党に入って、一緒に運動を広げてほしい」とよびかけると「わかった」と二人とも即決しました。
党創立90周年の月に第一歩を
兵庫・長田・北地区では、青年支部が赤旗読者に働きかけ、党25回大会以降、初めての入党者を迎えました。
介護で働いているMさんは、原発問題や平和の問題に興味を示しましたが、「仕事が正社員になったら」と最初ためらっていました。同席した兵長北地区委員長の東俊哉さんらが、「7月は、党創立90周年の月になる。ぜひ今日、その一歩をふみだしてほしい」と熱く訴えると、「わかりました」と入党を決意しました。
山下議員とガチで語ろう
こうした6月の経験からも、3.11以降の青年学生の変化、とりわけ、いまの政治への怒りが青年のなかでも広範に広がるなかで、率直に入党や加盟をよびかければ、応えてくれる情勢が大きく広がっています。
7月は、党創立90周年記念の月であり、「大運動」の最終月。7月28日には、「山下よしきと若者ガチ(真剣)トーク」を行います(題字横の案内参照)。
山下よしき参院議員は仙台ソニーの期間工切り問題や橋下大阪市長の思想調査、神戸の借り上げ住宅問題など、青年・国民の願いを国会でとりあげ、大きな成果をかちとっています。
党と民青同盟は、若者にとって勇気と希望が広がる集会となるよう力を尽くしています。18日の党創立記念講演会とあわせ、「山下トーク」に全世代が思い切ってつながりのある青年学生を誘い、党創立90周年にふさわしく青年学生のなかで大きな党と民青同盟をつくりましょう。
(2012年7月8日付「兵庫民報」掲載)