ことしは大闘争の年
衆議院議員 こくた恵二
大震災と東電福島原発事故の被災者の方々は、どのように新年を迎えているだろうかと思わずにはいられない。
阪神・淡路大震災救援と復興の中で、県民の皆さん、亡くなった作家の小田実さんらと、住宅再建への公的支援制度の確立をめざして取り組んだ。被災者再建支援法の拡充として実った。その教訓を発展させ、「生活と生業の再建」「放射能汚染の除去と全面賠償」を前進させる年にしたい。
「アメリカと財界言いなり」政治の転換こそ閉塞状況打開の道である。
今年は、大闘争の年。社会保障の充実、消費税増税ストップ、人間らしい雇用、普天間基地撤去、TPP参加反対、原発ゼロめざし、国民的大運動を草の根から起こそう。
政治を変えたいという思いと、各層との共同が、共産党員首長の連続勝利に結実している。
総選挙勝利をめざし、今こそ強く大きな日本共産党づくりに挑戦しようではないか。
政治革新は兵庫から、堀内照文さんとスクラムを組み、奮闘する決意である。
命と人の絆の大切さ
衆議院議員 宮本岳志
兵庫の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、大震災と原発事故によって、人命と「人の絆」の大切さを思い知らされた1年でした。
私は、文部科学委員会で、1日も早い学校の復旧・復興や被災学生・生徒への授業料減免実施や奨学金の拡充などを、強く政府に迫ってきました。また、学校内の放射線量測定や校庭や校舎の除染対策を急ぐことなど、原発事故による放射線被害から子どもたちを守りたいと、一貫して論戦を進めてきました。
いま、「2大政党づくり」が破綻に直面し、国民の中に新たな選択肢を求める動きが広がっています。TPP参加反対など、広範な人々と日本共産党との共同も大きく広がっています。同時に、政治の閉塞状況の反動的・ファッショ的な打開をめざす「橋下・維新の会」などの危険な動きも軽視できません。
こういう状況下での総選挙。比例近畿の候補者として、何としても前進と飛躍をひらく決意です。
爽やかで新鮮な風おこし
党大阪府副委員長 清水忠史
“2012年を必ず党躍進の年にする!”その決意とともに、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
私のもとにも、政権交代に希望を抱いていた方々から、「民主党に裏切られた」「あのドジョウは米国産だ」「今度こそ共産党に伸びてほしい」との声がたくさん寄せられています。
大阪ダブル選挙の結果は、変化を求める国民の期待と閉塞感を打破してほしいという切実な願いの表れです。政治をおおもとから変える日本共産党こそが、次期総選挙では必ずその受け皿にならなくてはなりません。
若い人たちに仕事を! お年寄りに福祉を! 女性に権利を! 子どもたちに夢を! そして、すべての国民の幸せのために、今こそ財界・米国いいなりの政治を変えようではありませんか!
難しい政治の話をわかりやすく、そして愉快に語り、日本共産党の爽やかで新鮮な風を起こすことが私の役割だと自覚しています。
これからも読者のみなさまのあたたかいご支援をよろしくお願い申し上げます。
原発ゼロ、明るい未来を
准中央委員・党兵庫県副委員長 堀内照文
昨年は3.11を契機に政治のあり方が根本から問われました。私もボランティアに参加し、福島第1原発から南へ30km余りの地点にある保育所で除染作業をおこないました。「半分以上の子どもが避難のため退所」「子どもを外で遊ばせてやれない」「このまま住み続けていていいのでしょうか」と堰を切ったように語ってくれた親御さんの涙が忘れられません。
関西に住む私たちにとっても福井に原発群があり、琵琶湖汚染の危険など、人ごとではありません。政府には昨年11月に、関西電力には6月と11月に、安全対策と原発ゼロを求めて要請を重ねてきましたが、再稼働へひた走る政府と、「安全」を強弁する関電には心底怒りが沸きました。
6歳と2歳の2人の息子を前に、原発ゼロへ、子どもたちに豊かな自然と明るい未来をと大人の責任を痛感しています。
17年目を迎える阪神・淡路大震災の被災地から、誰もが安心して暮らせる平和な日本をめざして、がんばる決意です。
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12.18兵庫県集会デモの先頭に立つ堀内氏(右)='11年12月18日 |
(2012年1月1日付「兵庫民報」掲載)