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2012年12月15日土曜日

SNS活用のすすめ[3]

広げよう! 結びつき

関西共同印刷所メディア企画室

善意も悪意も増幅するインターネット


インターネットの世界では、善意も悪意も簡単に増幅する傾向があります。特に匿名でのコミュニケーションにおいては、一層その傾向は顕著になります。おそらく、良いことをするときの照れや、悪いことをするときの罪悪感が、匿名性によって薄れるからでしょう。

そのため、前回までに見てきたように、善意から来る言動や優しい気持ちの発露が拡散しやすいのは確かです。その一方で、いわゆる誹謗中傷や炎上と呼ばれる現象も少なからず起こります。

炎上を確実に回避する方法はありません。が、炎上が起こりにくくする方法はあります。

ひとつにはフェイスブックのような、実名登録のSNSを利用することです。実名を背負っている以上、匿名での放言や誹謗中傷ができないのですから。炎上リスクはかなり低減されます。しかし、ツイッターのような匿名利用が可能なSNSでは、そうはいきません。

SNSの運用は「北風と太陽」にならう


そこで、ぜひ実践して欲しいのが「攻撃的な言葉を使わない」という方法です。たとえ、いくら良いこと・正しいことを言ったとしても、言葉のトーンで反感を買うことは多々あります。それはインターネットの世界でも同じです。

「北風と太陽」のエピソードは、コミュニケーションにおける普遍的な真理に満ちています。

SNSを活用して、賛同の輪をつなげたい、活動の裾野を広げたいと思うのであれば、むやみに敵を作らないことが大切です。「共感」を増やし、「反感」を減らす。このことを意識しておくだけで、随分と文章が与えるイメージが柔らかくなるはずです。

私たちがSNSを活用する目的は、どこかの有名な市長さんのように、敵を作りながら舌鋒鋭く論破して悦に入ることではありません。対立する意見にどのように接するか。その一部始終も含めて、見る人・読む人に「ああ、この人は感じの良い人だ、信頼できそうな人だ」という共感を抱いてもらうことです。

一番重要なことは「どう使うか」


姫路市の入江次郎市議のHPをご存知でしょうか。ご存知ない方は、ぜひ一度ご覧になって下さい。そして、今年の五月二十四日と、八月十三日の記事のコメント欄に注目して下さい。

どちらのコメント欄にも、好意的とは言いがたいコメントが付けられています。これらのコメントに対する入江市議のレス(返答)が鮮やかです。冷静に、論理的に、相手を尊重しながら、丁寧に対応しています。その結果、コメントを寄せた相手の態度が変化しているのには驚きました。

白状しますと、実はこのHP、弊社が開設のお手伝いをしました。ですが、誰が何を制作したかなんてどうでも良いことです。

大切なのは「どう作ったか」ではなくて、「どう使うか」。入江市議のHPは、まさにその見本です。コメントに対する対応だけでなく、動画や画像も取り入れながら分かりやすい言葉を使い、マメに更新を続けている点も素晴しいです。

入江市議は、HPだけでなく、フェイスブックやツイッターにも意欲的にとりくんでいます。このように、できるだけ多くのSNSツールを併用するのが理想的です。情報を届けたい相手(未来の仲間かも!)が、どのSNSを使っているのかは分かりません。できるだけ多くの人にリーチしたいのであれば、チャンネルは多い方が良いというわけです。

(次回は一月六日付)


入江次郎議員のHP http://irie.wajcp.net
5月24日付記事(写真上と右)
http://irie.wajcp.net/2012/05/24/210635
8月13日付記事
http://irie.wajcp.net/2012/08/13/180205

(2012年12月16日付「兵庫民報」掲載)

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