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2012年12月15日土曜日

「語り継ごう戦争」展で上脇教授が講演

現在の改憲論のねらいは集団的自衛権行使



第三十五回兵庫の「語り継ごう戦争」展(実行委員会主催)が十二月七日から五日間にわたり神戸市兵庫区の妙法華院で開かれました。

今回は、「平和色紙展」「戦争に反対した人たちの物語」「戦争にむかう社会のようす」「戦時中のこどもくらし」に加え、「反対の多いオスプレイとは」の展示も行われ、オスプレイの危険性や兵庫県での飛行訓練のおそれなどの告発の他、十万人が集まった九月の沖縄県民集会など、国民のたたかいの広がりも紹介されました。

また、連日、「戦争体験を語る会」や「戦時食提供」も行われ、体験が語り継がれました。


八日には「12・8平和のつどい」が開かれ、上脇博之神戸学院大学法科大学院教授が「緊迫する憲法情勢」について講演しました。

上脇氏は、現在、明文改憲だけでなく、解釈・立法による改憲のおそれが非常に大きいと指摘。明文改憲については安倍自民党内閣時に改憲手続き法が整備され、民主党の妥協により憲法審査会が始動し、総論の時代から各論の時代に移っていること、解釈改憲では国民投票もないことを解説しました。

現在の改憲論の本質的狙いは自衛隊の合憲化ではなく、集団的自衛権行使を合憲とし安保条約の枠すら乗り越えてアメリカの起こす戦争に日本の自衛隊を参加させることにあると告発。自民党、民主党、国民新党、維新の会などにこの改憲論が広がっている危険性を指摘。改憲阻止へ共同を広げようと訴えました。


(2012年12月16日付「兵庫民報」掲載)

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