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2012年12月9日日曜日

東灘の借上県営住宅入居者「私の訴え」提出

「高齢・病に加え転居におびえる日々です」


「私の訴え」を提出する借上住宅入居者ら

阪神・淡路大震災の被災者が住む借上復興公営住宅の入居者が二十年の借り上げ契約期限を理由に転居を迫られている問題で十一月三十日、神戸市東灘区のUR借上県営住宅の入居者が、知事との面談、希望者の継続入居などを求めて県と交渉しました。きだ結県議、松本のり子市議、支援者も同席しました。

東灘区に二カ所ある借上県営住宅(「ルネシティ深江本町」「ルネシティ魚崎中町」)の入居者が、県借上県営住宅活用検討協議会あてに十人分の「私の訴え」を提出。「年とともに体も弱くなり病院生活の毎日。他の所へと考えただけで心臓がパクパクして息苦しくなります」「高齢に、病との闘いの日々に、加えて転居強要におびえる日々です」など、切々とつづられています。

入居者は、「住宅には七十代、八十代が多く、九十代の人もいる。震災後みんな苦労してやっと落ち着いたところで、いまさら転居は無理です」「『年いって出ていけない』とみんな言っています」と訴えました。

喜田県議(中央)、松本市議(左端)も同席
県の担当者は、「住み替え困難な人がいるのは承知している。検討協議会で年内に方向性を出し、年度内に県の方針を出す。しかし希望者全員は残せない」などと答えました。

これに対し「高齢者に限らず、若い人も十年以上も住めば完全に生活の拠点になっており、出ていけというのは無理がある」「借り上げ終了時に退去せよとは入居時に説明されていない。改正公営住宅法に照らせば追い出しはできない」と指摘し、希望者全員の継続入居を強く求めました。

県の担当者は、「住民の会ができたことは尊重します」とのべ、「私の訴え」を検討協議会のメンバーに資料として提供することを約束しました。

入居者は、引き続き希望者全員の継続入居を求め運動を強めることを確認しました。

(2012年12月9日付「兵庫民報」掲載)

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