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2012年12月15日土曜日

トンネルの安全:党県議団が県に申し入れ

大型開発より維持・管理・更新重視を


説明を追加申し入れる(正面奥から)杉本、宮田、ねりき、いそみ、きだ各県議

中央自動車道の笹子トンネルで天井板が落下し、九人が亡くなった事故に関連し、日本共産党兵庫県議団は、七日、知事に申し入れを行いました。

申し入れでねりき恵子県議団長は、「九人も亡くなった重大事故。老朽化から起こった事故であり、県内でも今後同様の事故が心配されることから県民の安全を守る立場で対策をお願いしたい」と強調。同事故で点検のやり方に問題があったことや、改修が先延ばしされていた問題に触れるとともに、背景に大型開発優先で老朽化対策を怠ってきた道路行政の問題があることを指摘し、四項目について県に対応を求めました。

申し入れ項目は、①事故トンネルと同構造の県内トンネルについて緊急点検を行い、県民に結果を知らせること②事業者による点検結果についての報告と適切な安全管理を義務付けるしくみをつくること③県内の道路・トンネル・橋梁の老朽化の状況を調査・把握し、総点検を早急に実施し、安全対策を講じること④社会基盤整備プログラムの見直しに当たっては、高速道路の新規建設など大型開発優先から「維持・管理・更新」を重視する政策への転換を図ること―の四項目。

応対した濱田士郎県土整備部長は「大型開発を優先してきたとは考えていないが、ほかは我々としても同じ気持ち」「県としてすでに老朽化したインフラすべてについて点検をおこなっているところで、今年度中に総点検をおこなう」などと発言。「総点検の上で、維持修繕の十カ年計画を作成して、県民にお知らせし、対策を進めていく」ことを明らかにし、申し入れの内容にそって対策を進めることを約束しました。

また、県内にある事故トンネルと同型のトンネル五カ所―遠阪トンネル、六甲山トンネル(六甲有料道路)、第二布引トンネル(山麓バイパス)、阪神高速31号山手線神戸長田トンネル、同32号新神戸トンネル―については、すでに緊急点検を実施し、結果を周知しているとのべました。

(2012年12月16日付「兵庫民報」掲載)

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