記事を検索

2012年12月15日土曜日

観感楽学

改憲・集団的自衛権・核兵器保有など「勇ましい」主張が飛び交い、海外メディアは「日本の右傾化」と報じた。集団的自衛権の行使を強く迫る米国の要求に呼応する動きだ▼改憲派が国会の三分の二を占める危険も指摘され、憲法改悪の流れが加速することが危惧される。改憲以前にも米軍との共同軍事行動が強化されるだろうことは明らかだ。十二月にはオスプレイの本土での低空飛行訓練が開始される▼日本政府は国連でスイスなど三十五カ国が提案した核軍縮の人道的側面に関する共同声明に署名を拒否した。「我が国は核抑止力の下で自国の安全を確保することが必要」(外務省HP)だからと。改憲・軍事強化の政策は米国の「核の傘」依存と一体のものだ▼日本のメディアは政策抜きの野合騒動は仰々しく報道するが、これらの政党すべてが日米同盟強化と核抑止の立場だということは覆い隠す。戦争の危険を判断できる情報も提供できない。メディアもまた「日米同盟」とアメリカの「核の傘」論にはまり込んでいるからだ▼日本共産党の提唱する日米軍事同盟破棄・友好条約こそ、日本とアジアの平和・友好を築く道であることに大きな注目を集めたい。(K)

(2012年12月16日付「兵庫民報」掲載)

日付順目次