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2012年11月18日日曜日

県平和委員会基地調査 通信基地・軍事産業

六甲山頂にも神戸港にも

兵庫県平和委員会事務局長 高橋正明

兵庫県平和委員会は十一月四日、毎年秋に行っている陸上自衛隊六甲山通信基地と神戸港の軍事化の現状についての調査を行いました。六甲山通信基地は陸上自衛隊の全国の通信網(IDDN通信網)の重要な中継基地の一つで、伊丹駐屯地(中部方面総監部)と広嶺山通信基地(姫路駐屯地)とを結ぶための基地です。この基地の建物は六甲山最高峰の傍に建てられており、基地としては珍しい「山小屋」風の外観をもっています。

今回、道路から基地への通路沿いに真新しい赤で塗られた木杭が打たれているのを見つけました。通路拡幅のためか、目的は不明ですが、基地の厳重な監視装置と手入れが行われていることをみると、この基地が重要な基地として強化されていることを改めて確認することができました。

神戸港では建造中も含め7台の潜水艦がみられた

神戸港では、海上自衛隊阪神基地隊と軍事産業の実態を調査しました。

阪神基地隊(神戸市東灘区魚崎浜町)にはこの日は掃海艇一隻が岸壁に係留されていました。ここには掃海艇二隻が常駐していますが、有事の際瀬戸内海を通過する船舶のコントロールを行う任務をもっているといわれ、外観からは見えない重要な役割を担っています。

軍事産業では、救難艇US‐2をつくっている新明和工業、日本で唯一の海上自衛隊潜水艦の建造所である川崎造船所・三菱重工を調査しました。

新明和工業はこの日は格納庫(製造工場)は扉が固く閉ざされており、中をうかがい知ることはできませんでした。

潜水艦建造現場では、この日、建造中のものを含め、七隻の潜水艦を確認することができました。

毎年一隻ずつ潜水艦は建造されており、人殺しの道具として税金のムダ遣いが行われ、この日、四千億円余りのムダ遣いを見たことになります。

平和委員会としては、真に平和な神戸港にしていくために今日の現状について広く県民に知らせて必要を感じています。

(2012年11月18日付「兵庫民報」掲載)

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