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2012年10月7日日曜日

東日本大震災ボランティア—福島県郡山市

「もっと国は責任持て!」――被災者の憤りの声国政へ届けたい

衆議院兵庫5区候補 平山和志

9月一2日〜14日、日本共産党兵庫県委員会の震災ボランテイアの1員として、福島県郡山市に行ってきました。

神戸から自動車で11時間かけて現地入り。郡山市内の「被災者支援センター」に着いたのは夜7時半ごろ。翌13日、9時からセンターのミーティングルームで福島県委員会から震災責任者のいわぶち友参院候補をはじめ現地のメンバー12人と打ち合わせ。兵庫からの訪問は10回目で、毎回米や野菜、水などを持ってきていただいて助かっているとの事でした。

無邪気に遊ぶ子どもたち

保育施設の前に立つ線量計(左=いわぶち氏、右=平山氏)

訪問したのは5百戸近い「富岡町若宮仮設住宅」。

私は腹話術ができるということで、同住宅内の「とみたさくら保育施設」で2歳児の子どもたち10人の前で手品と腹話術を披露しました。子どもたちは“大ちゃん”に夢中になりました。美味しい水とお手玉のお土産にも大喜び。

保育師さんたちからは「外で思いっきり遊ばせてやりたい」「この暑い夏にプールに入れるのも親の許可がいった」など切実な要求や悩みが語られました。

無邪気にお手玉で遊ぶ子どもたちを見ながら、この子どもたちをこんな目に合せたのは一体誰なのか!と思うと涙が出てきました。外に出てみると、「線量計」が立っています。こういう中で毎日暮らしているのか!と現実を突きつけられた気がしました。

午後からは仮設の集会所で大人の皆さんの前で手品と腹話術を披露しました。40人を越える人が小さな会場いっぱいに集まりました。

もう一度家族みんなで暮らしたい


その後の懇談で、自由に意見を聞かせてほしいと言うと、おばあちゃんが「死ぬまでに一度でいいから家族みんなで暮らしたい」と涙ながらに言われました。―親子だけでなく、じいちゃんばあちゃんとも、姉妹ともばらばらに暮らさなくてはならなくなった。一軒家に暮らしていたものが、2カ所3カ所に別れて暮らしている。経済的にもきつい。一人ぼっちになったお年よりは心細くてさみしい―と。

被災者の中にも格差が生まれている


「仮設の中で格差が生まれている。行政が違うと対応も違う。もっと、国が責任を持って対応してくれないと!」と憤る自治会長さん。短時間のうちに様々な意見が出されました。

このような福島の状態をそのままにしておいて「大飯原発」の再稼動を決める、経済界言いなりに人の命よりも儲け主義を優先させる野田首相に言いようのない怒りがわいてきました。

いのちを大切にする。平和で安心して暮らせる社会をつくること。それは政治の最低限の役割だと思います。それが実行できない政権は即刻退陣してもらうしかありません。

一日の反省会の中で、センター長の大橋利明さんが、「兵庫からの『ボランテイアがいついつ行きますよ』という連絡が支援センターの活動の柱になっている」と語られました。17年前に阪神・淡路大震災を経験した兵庫県のボランテイアの支援は被災地に大きな勇気と元気を与えています。

「原発ゼロ」の日本めざし、総選挙での日本共産党躍進のために頑張りぬく決意を新たにしたボランティア活動でした。


(2012年10月7日付「兵庫民報」掲載)

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