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2012年10月21日日曜日

観感楽学

沖縄県に配備されたオスプレイは住宅密集地上空を飛ばないなどの日米「合意」を無視し続けている▼岩国からの移動の際も四国上空を通過した。本土でも低空飛行訓練への強い批判を前に「週末及び日本の祭日」の訓練を控えるなどが「合意」されたが守られていない。住民の安全を守るには低空飛行訓練の中止しかないのは明らかだ▼兵庫県で初めて低空飛行が確認されたのは九四年八月。関宮町(現養父市)のハチ高原一帯に米軍機二機が轟音とともに飛行。平和団体は、現地調査などで但馬全域で米軍機の飛行を確認し、八月三十一日、県に「低空飛行の中止要請せよ」と申し入れ、県議会には「意見書提出」の請願を九十団体で提出した▼しかし県も県議会も「米軍機かどうか不明」とし、動く気配を見せなかった。直後の十月十四日に高知県で墜落事故が発生。十月十七日の再度の要請で、ようやく十一月八日に知事名で外務省への要請書が出された。城崎町・朝来町・関宮町の議会での意見書が相次ぎ、県議会は一年後の十二月二十日に採択▼事故が起こってからでは遅い。兵庫県での低空飛行を許さない県民の声を今こそあげねば。 (K)


(2012年10月21日付「兵庫民報」掲載)

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