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2012年10月21日日曜日

県平和委員会基地調査:伊丹、宝塚

住宅地に隣接し演習場

高橋正明(兵庫県平和委員会事務局長)

兵庫県平和委員会は10月7日、陸上自衛隊伊丹駐屯地と長尾山演習場の調査をおこないました。

戦車が攻撃を展開する模擬訓練

伊丹駐屯地は当日、創隊52周年記念式典と基地一般開放の日でした。「見せ場」は定例式典終了後の模擬訓練です。

簡単なシナリオが準備されており、敵の陣地に対して、偵察部隊の行動に始まり、重装備部隊、155mm榴弾砲、戦車が登場し、敵を撃墜させるというものです。訓練中たびたび空砲が撃たれ、大きな音に見物人の多くが耳を塞いでいました。

レンジャー部隊のデモンストレーション

またレンジャー隊員が隊舎屋上からロープを使って着地するデモンストレーションもありました。基地内では隊員たちによる模擬店が並び、最新武器が多数展示され、戦車の試乗や銃に触れる体験会もありました。

化学防護衣と防護車の展示

伊丹駐屯地の特徴は中部方面隊総監部が置かれている重要な基地であること。とりわけ通信隊の入る隊舎の警戒が厳重になっていることです。自衛隊の通信機能強化を表しているといえます。

長尾山演習場

つづいて宝塚市にある長尾山演習場の調査をおこないました。

この演習場は、主として偵察部隊のオートバイ訓練、自衛隊員の基本的訓練場として使用されています。

この日、訓練は実施されていなかったのですが、あちらこちらにキャタピラの通った跡やオートバイのタイヤ跡が見受けられ、常時訓練に使われていることを確認しました。

この演習場に隣接して中高層マンションが立ち並び、ハイキングコースと一部共用になっていることを考えると、演習場基地の撤去を求めていく必要があると考えています。



兵庫県平和委員会は今回の基地調査をスタートとし、ひきつづき10月20~21日に但馬地方の米軍機低空飛行訓練ブラウンルートの調査、11月4日には六甲山通信基地と神戸港の軍事化の状況調査を予定しています。参加者を募集しています☎078・362・0806

(2012年10月21日付「兵庫民報」掲載)

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