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2012年10月7日日曜日

観感楽学

秋は読書の季節。10月27日からの2週間は「読書週間」です。終戦間もない1947年に、「読書の力」によって平和な文化国家をつくろうという趣旨から設定されたもの▼そのせいか、日本は世界有数の「本を読む国民の国」となりました。しかし昨今は情報・知識をパソコンや携帯電話から得る若者が増え、新聞部数も本の販売数も減ってきました▼「電子書籍」が登場、専用端末もあります。電子書籍は製本・流通経費が要らないので原価が安い、読みやすい、持ち運びが便利、書棚が不要、など今後普及する可能性があります▼電子メディアが発達しても活字を読むことに変わりはありません。「活字離れ」ではないのです。読書週間初日の10月27日は「文字・活字の日」に制定されました▼しかし書籍文化も捨てがたいものです。書店の店頭で新刊を手にするのは、端末をいじるのとはまた違う楽しみです。まだ何でも電子化されているわけではなく、コンテンツは限られています▼古書店も減りました。古本もネットで探して買えるというものの、古書店めぐりは楽しみです。かつて三宮センター街にあったG書店などは一つの文化と言えるものでした。(TS)

(2012年10月7日付「兵庫民報」掲載)

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