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2012年10月14日日曜日

レッドパージ兵庫訴訟10月24日控訴審判決

名誉回復求める3原告「勝利判決を確信している」

10月24日の高裁勝利判決を待つ(左から)
川崎さん、安原さん、大橋さん

連合軍占領下の62年前、労働条件改善を求める組合員を「危険分子」として強制的に追放したレッドパージ。

高齢を押し、名誉回復と損害賠償を求めて闘う、兵庫訴訟原告3人の控訴審判決が10月24日に迫っています。

川崎義啓さん(95)=旭硝子、安原清次郎さん(91)=川崎製鉄(現JFEスチール)、大橋豊さん(82)=神戸中央電報局、の3人は09年3月、神戸地裁に提訴しました。

11年5月、請求棄却の判決が出ましたが、即刻控訴し、大阪高裁の法廷でも賠償要求の正当性を主張。3人揃って意見陳述もおこないました。

弁護団(佐伯雄三団長)は控訴審で、ポツダム宣言やハーグ陸戦条規など国際法にレッドパージが違反していると指摘するとともに戦犯ら約20万人以上の公職追放者が52年、講和条約発効と同時に処分解除され、恩給・年金も受けている問題をとりあげ、レッドパージ犠牲者への国家的差別を厳しく追及しました。

高裁に公正判決を求める署名は2万筆近くになりました。上告審を見すえた運動募金も全国各地から寄せられ振り込み用紙には励ましの言葉が書き添えられています。

3人は「勝利判決を確信している」(川崎さん)、「91歳になってようやく名誉回復ができる」(安原さん)「私たちの闘いは日本近代史の1つの壁を破るだろう」(大橋さん)と語っています。(2012年10月14日付「兵庫民報」掲載)

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