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2012年9月23日日曜日

日本トムソン正社員化裁判報告集会

職場に戻す闘いこれからも

日本トムソン正社員化裁判=最高裁上告不受理不当決定=報告集会が9月15日、神戸市勤労会館でひらかれました。兵庫労連とJMIU兵庫地本が主催し62人が参加しました。

JMIU日本トムソン支部の組合員9人が解雇撤回と正社員化を求めていた裁判は、最高裁判所が口頭弁論をひらかないまま7月13日、上告不受理の決定を出しました。

日本トムソン姫路工場で、偽装出向、違法派遣のうえに期限前に解雇された労働者たちが09年4月、神戸地裁姫路支部に提訴。11年2月の判決は会社の雇用責任を否定しましたが、違法派遣を認め慰謝料1人50万円の支払いを会社に命じました。しかし同年9月の大阪高裁は、会社の違法を容認し慰謝料支払い命令を取消す判決でした。

報告集会でJMIU中央本部の生熊茂実委員長は「正義は私たちにある。法の不備を運動で正していこう」と訴えました。

津川知久兵庫労連議長は「自分たちはモノや部品ではないと立ち上がった原告たちの闘いは、全国の仲間を励ました。正規・非正規の枠を越えた職場の団結と、地域の力関係を変える闘いになった」と述べました。

裁判経過報告で吉田竜一弁護士は「解雇された非正規労働者に何の落ち度もない。松下PDP最高裁判決は政治的影響を強く受けたもの。トムソン裁判で地裁判決は会社の違法責任を認めた。高裁は一転し『違法でも働く場を提供してきた』と本音をさらけ出した判決内容だった。いちばん若い20代の原告が法廷で『妻と子どもを幸せにするのが僕の夢。僕の夢を奪わないでください』と陳述したが裁判所は見向きもしなかった」と語気を強めました。

出席できなかった原告らに代わり前尾良治日本トムソン労組委員長が挨拶。「原告たちは9月12日の社前行動でも『人を人として扱え』と訴え、大きな拍手がおこった。職場に戻す闘いをつづけていく」と述べました。


(2012年9月23日付「兵庫民報」掲載)

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