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2012年9月9日日曜日

兵庫革新懇が梼原町に学ぶ

自然エネルギー活用の町

兵庫革新懇事務局長  堤隆二



小雨のなか、風力発電施設を見学
兵庫革新懇は恒例の夏期1泊研修で8月26日、27日の2日間、高知県梼原(ゆすはら)町を訪れ、自然エネルギー活用の現状を学び、施設を見学しました。

42名の参加者を乗せたバスで、往路、桂浜にある坂本龍馬記念館を見学、夕刻に着いた梼原町では地元の伝統芸能お神楽の歓迎を受け、夜は農家民宿に分宿しました。

2日目は、朝1番に1300mの山頂にある2基の風力発電施設を見学。600kW2基のこの風力発電で得られる電力を4国電力に売却し、その収益などを基金に、公共施設や民家の太陽発電施設の設置を促進しています。町役場や学校などの屋根に太陽光発電機を付け、民家への普及率は20軒に1軒、5.5%に達し全国平均1.6%を大きく上回っています。

一行は地元のボランティアのガイドに案内されて、水力発電施設や木材加工工場などを見学しました。水力発電所は、わずか6mの落差を利用して発電し、近くの小学校や街灯の需要をまかなっています。

小学校や街灯に給電する水力発電所

梼原町は人口4千人足らずで、人口減が今もつづいている町ですが、豊かな森林資源の活用を軸に「環境と共生のまちづくり」にとりくみ、若者が定着できる町にしていきたいと意気込んでいます。

復路のバス内研修では今年の原水爆禁止世界大会の模様が報告されました。

ツアーに参加した嶋田正義福崎町長は「憲法を大切にしない政府によって地方は苦しめられている。環境や条件は違うがまちづくりの精神を吸収して生かしていきたい」と感想を語っています。

(2012年9月9日付「兵庫民報」掲載)

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