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2012年9月2日日曜日

子ども医療費無料化へ粘り強く:姫路

「求める会」が報告集会

森ゆき子(日本共産党姫路市議)

「姫路子どもの医療費無料化を求める会」は8月24日、姫路市花北市民広場会議室で報告集会を開催。昨年12月の議会に向けて署名活動に取り組んだ白髪みどりさんはじめ、新婦人姫路支部、姫路民主商工会婦人部など、署名運動に携わってきた市民団体が参加しました。

冒頭に白髪さんがこれまでの経過報告をしました(写真)。

中学卒業までの子どもたちの医療費を無料に、という要望に対して姫路市長は、「どの子も平等な医療の保障をする責任は国が大きい」と答えましたが、「では、市長から国へ、要望してほしい」との要求には、「私には国へ物を言うような力はない」と、冷たい反応。しかし、広報ひめじ8月号では「姫路市の近隣自治体では子育て支援施策が拡充している」と、一方で姫路市が遅れていることを認めるコメントを掲載していることも報告しました。

医療生協の河本利文さんは、「子どもと姫路の未来を守るために」と題して講演。社会保障制度の大切さ、児童福祉法の役割などを、医療を受けられる権利と照らし合わせながら、未来を守ることは今のこどもたちを守ることに他ならない、と運動の基調を提起されました。

杉本ちさと県議は、県の福祉医療の所得制限について報告。これまでの所得制限の枠は、世帯の中で一番所得の多い人の税額だけで計算し23万円以内には県から医療費助成が出ていたのが、7月からは世帯全体の所得の合計で計算し税額が43万円以内の世帯のみに縮小されたことを批判。「ますます運動を粘り強く続ける必要があります」と訴えました。

県の乏しい助成を西播地域の自治体は独自に補い、入院に関しては姫路市以外は全て中学卒業まで無料です。

私は「この請願署名運動は、決して無駄ではありません。これまで年度が変り、委員会の議員が変更されるまで採択されなかった請願は全て“審議未了”扱いでした。しかし、何度も粘り強く白髪さんや、市民団体の皆さんが議員と対話を重ね、署名を集める中で、異例の“次年度へも継続して審議する内容”という結論を引き出しました。また、同じ内容の請願の趣旨説明を何度も委員会のたびに説明出来たことも異例です」と説明し、「粘り強く要求運動を続けることは、議会を動かし、市政を動かします。引き続き白髪さんを先頭に、あきらめず、運動を強めましょう」と訴えました。

子どもたちが医療を受けるため、地域や親の所得で格差があってはならないと意思統一をして集会を終えました。

(2012年9月2日付「兵庫民報」掲載)

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