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2012年9月2日日曜日

女性を活かす国訪ねて

小谷 恭子(ジェンダーを考える会)

スウェーデン女性ロビーとの交流会
誰もが能力発揮し生きる社会へ北欧は60年代「男は仕事、女は家庭」の社会でしたが、70年代後半から男女平等に向かいます。友人と読書会で学ぶなか、どうやって実現させたか知りたいという思いが「北欧の男女平等を学ぶ旅」となり、13人が6月4日出発しました。

ノルウェー産業連盟では労働部長と懇談しました。国内トップ企業始め約2万社が加盟し、国策に大きな影響をもつ経済団体です。

「産業界も、女性が働かないと経済発展できないと考え、仕事と家庭が両立するよう、ゆきとどいた福祉環境をつくってきた。企業役員40%クオータ(割当て)制定前は反対だったが、制定後は多くの女性が企業役員として力を発揮している」と話していました。

スウェーデン女性ロビーとツアー参加者
スウェーデン女性ロビーでは、若い事務局員たちと交流しました。国内の37女性団体が加盟する中央組織で、政党色はありません。政府、EUや国連に代表を送り、女性に関する政策に働きかけをしています。

男女平等政策がすすんだ経過を聞くと「30年代から60年間、社会民主党政権が税の再配分で福祉充実や男女平等、教育に力を入れたことが大きい」という答えでした。また「わが国は平和が200年つづき、産業発展に女性を必要とした。自分の意見を言う女性を育て、政治への関心も高い。企業役員クオータ制はまだ討議中」とのこと。

ノルウェー、スウェーデンとも女性議員を地方50%、国会40%選び、男女平等政策が大きく前進しました。

この旅で、女性、男性、子ども、高齢者、障がい者、社会的立場の弱い人、一人ひとりが能力を発揮し生きる国があると知りました。日本もそんな社会にと強く感じました。

(2012年9月2日付「兵庫民報」掲載)

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