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2012年9月16日日曜日

観感楽学

事故多発の米軍欠陥機オスプレイが日本全国で低空飛行訓練を計画している。イエローやピンクなどと名づけられた訓練ルートで年間333回以上も飛行する計画▼兵庫には島根から朝来市の生野ダムにいたる「ブラウンルート」が通る。訓練ルートと言っても米軍が一方的に設定しているもので、但馬地域のハチ高原などで1994年ごろから始まり、年間85日目撃された年もある。敵地に百~数十mの低空で攻め入るなどの訓練が行われ、子どもが爆音に驚いて高所から転げ落ちた、自治体の会議が中断したなどの被害も報告されている▼県施設で県職員が配属されている生野ダムが「攻撃目標」となり堰堤すれすれに飛び去る姿も目撃されている。氷ノ山には絶滅危惧種のイヌワシが生息している。個体数の減少に米軍機の低空飛行の影響も指摘されている。そこへオスプレイだ▼兵庫県は政府に、オスプレイが訓練すると分かった場合、直ちに説明し、米国に「危険や騒音など県民への影響がない対応をとるよう」働きかけることを求める「要請書」を提出。事前通告などしない米国に、配備やめよ・訓練するなとしっかり迫ることが肝心なのだが。 (K)

(2012年9月16日付「兵庫民報」掲載)

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