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2012年8月26日日曜日

東日本大震災ボランティアレポート:郡山市

「帰りたいけど帰れない」―川内村からの避難者を訪問

金田峰生(参院兵庫選挙区予定候補)

被災者の要望を聞く筆者(左後ろ)

8月11日、私を含めた兵庫からのボランティア4人は、党現地救援センターの10人と神山悦子福島県議といっしょに、川内村村民が入居している郡山市内の2階建て仮設住宅を訪ね、救援米を届けるとともに、要望などを聞き取りました。

川内村は「帰村宣言」が出され、役所などの機能は村に戻っていますが、もともと川内村は医療や仕事などを富岡町など周辺自治体と依拠しあっており、1村だけ戻っても生活は成立しません。さらに「3、4号機がまた危ない」という話も出ており、「帰りたいけれど帰れない」「もう絶対に戻れないと思う」などの声が寄せられました。いつ戻れるかわからない状況が続く中で、「もうずっと家族はバラバラにされたままかもしれない」と涙を拭う人もいます。

「家を除染しても山や林の放射線量が高いから、また元に戻ってしまうのよ」「除染は大手にしかできないというが、ゼネコンは下請けに任せて、川から水を汲んで屋根にかけて除染だといっているんだべ。ここまできてまだゼネコンを儲けさせることしか国は頭にねえんだ」など、ひどい話も聞きました。

私たちが郡山へ向かった日、楢葉町も出入り自由の「準備区域」に移行しましたが、皆さん「帰れって言われても帰れねえべ」「何も解決してねえのに、大丈夫だって思わせたいんだべ」「これでまた東電はもう賠償しねえって言い出すんだ」など、厳しく指摘されました。

支援は長期になります。党現地救援センターの活動を財政的にも支える支援の必要性を痛感しました。

(2012年8月26日付「兵庫民報」掲載)

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